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2005.01.28

「優しい時間」第3回

冒頭、勇吉は朝食をめぐみの遺影の前に供えていた。手を合わせ、「おはよう」と挨拶をする・・・。勇吉の朝は、そうやって毎日始まっているのですね。

その日、「森の時計」にペンションオーナーの滝川(納谷真大)が、美しい女性を伴ってやって来ていた。滝川の親戚で、東京から転居してきた美可子(清水美砂)だった。常連客の音成(布施博)や佐久間(久保隆徳)は、美可子が未亡人と聞いて大騒ぎだ。そういえば、私最初に梓のお姉さんのリリを見た時、清水美砂がやってるんだと思ったんだよね。(声は全然違うけどw)なんだか見た感じ似てません?この二人・・・。(^-^;
午後、店に二人の男性客が現われた。水を持って行った梓は、そのうちのひとりを見て凍りついた。それは、梓の初恋相手だった教師・松田(佐々木蔵之介)だった。松田が来たことを知ったリリは、慌てて梓を買い物に行かせます。

松田たちが帰った後、リリは、梓と松田の間にあった出来事を勇吉に説明します。松田は梓の初恋の相手であること、松田は妻がありながら積極的で、それが学校で話題になって梓がいじめに遭ったこと、すると松田は梓を避けるようになり、傷ついて学校へ行かなくなった梓は、リストカットをするまで追い詰められたことを…。なんてかわいそうな過去があったんでしょう・・・。ひどい男だね、松田ってヤツは!
スーパーで買い物をしてた梓は、「鍋セット2人前」というのを見かけ、それを買い拓郎のもとへ行く。二人で夕飯を食べ、梓は自分の身の上を話した。「今は何やって暮らしてるんだ?」と拓郎はわざと聞いてみる。「コーヒー屋さん。富良野の」「なんて言うの?」「森の時計。素敵なお店よ。一度来て♪」「あぁ・・・。」ここで拓郎は梓が父親の下で働いている事を再確認しました。「マスターがカッコイイの!みんなが謎のマスターって陰で呼んでる。」「なぜ謎のマスターなんだ?」「自分の事を絶対言わないから。静かで、とっても寂しい人。」「寂しい・・・。なにが?」「・・・なんとなく。奥さんを亡くして一人だっていうし。」「家族は・・・いないのか?」「聞いても笑って答えない・・・。」「奥さんはどうして死んだんだ?」「・・・知らない。なんか病気じゃないのかな?」拓郎は、そんな梓の話を複雑な思いで聞いていました…。

その夜、勇吉の店に酔った「北時計」のママ朋子がやって来た。「未亡人とお見合いしたんだって?そういう噂が流れてるのよぉ」からかう朋子。そして一緒に飲もうと持参したウイスキーを見せる。「死んでる人間の事を考える暇あるんならねぇ、生きてる人間の事を考えてやんなさいよ。親なら息子に会ってやんなさいよ!」とカラム朋子。「何処に居るかもわかんないんです。」「会わせてやろうか。」「知ってるんですか?知ってるんですか、あいつの居場所。」「しーらないっ!」かわす朋子(^-^;

そして勇吉は、昔の事を思い出す。吹雪の夜、「北時計」に居る勇吉を探して拓郎がやって来た。
「父さん。」「何か用かね・・・。」「いや、父さんが大丈夫かと思って・・・。」「大丈夫とは?」「元気かなぁと思って」「・・・・元気だ」「心配してたんです。」「それはありがとう」はにかむ拓郎。「しかし我々は、もう切れた(親子の縁?)はずだ。」「僕はそんな風には思ってません。」「いや・・・お前は一人でやっていくと言った。今までも一人でやってきたと言った、話は終わったはずだ!」辛そうな拓郎・・・。気を取り直して声をかける「元気なんですか?体の調子はいいんです・・・」その言葉を遮るように、勇吉はお店を出てしまう・・・。一度壊れてしまった関係を修復しようと拓郎はやって来たのだろうけれど、勇吉は拓郎に対してまだ許す事が出来なかったのだった。勇吉は、今はその時の事を後悔しているようです。

翌日、未亡人の美可子が一人でやって来た。亡くなったご主人が毎朝ミルでコーヒーを挽いていたそうだ。「音の記憶って残りますね・・・。」そんな言葉に勇吉は、昔の事を思い出していた。それはめぐみが居た頃の話・・・。台所でミルを使いコーヒーを挽くめぐみ。「毎日これやってたら、いつの間にか腕に筋肉ついちゃった。」「いいじゃないか、いずれ定年になったらコーヒー屋やるのが夢なんだろう?」そっか、コーヒー屋はめぐみの夢だったのね・・・。「あぁ、ねぇそれいいかも。お客さんに自分でお豆挽かせるの。コーヒー豆とミル出して、『どうぞご自分でお挽きください。』って。お客さんきっとやりたがるわ!だから自分でやらせてその分高く取るの。」「ふふっ。むちゃくちゃだ」そうか、ミルのアイディアもめぐみだったのかwここはめぐみの夢が沢山つまっているお店なんですねぇ・・・。(〃∇〃)

一方松田はまた「森の時計」に来た。リリは追い返すが、松田は勇吉に話を聞いて欲しいと頼む。
ただ、あの子に一言あやまりたと・・・。そう言う一方で、彼女もそのことで傷ついたでしょうが、私も私で傷を負いました。とも言い出す松田。それを聞いた勇吉は、彼女に伝えておくと言った。しかし「直接謝らせてもらえませんか?でないと・・・心が晴れません」などと言い出す始末。。。「それはちょっと話が変じゃないですか?あなたは彼女に謝りたいとおっしゃる。でもそれは、彼女の為になんですか?それとも、あなたの為に謝りたいんですか?」
「そうですよね・・・。確かに、私は自分の為に謝らせてくれと言っているのかもしれません。・・・お邪魔しました。もう二度と来ません。ですけど、これだけは言っておいてもらえませんか?結果として僕は逃げてしまったけれど、あの頃僕は真剣でした。本気で彼女に恋をしてました。それだけです。」頭を下げ去ってゆく。
こういういい加減な男の役が多くないですか?佐々木蔵之介。(^-^; 真剣だったら、なんで逃げた!って言ってやりたいです。いまさら謝られてもムカツクだけです。勇吉が指摘した通り自己満足ですね。梓もひどい男に捕まったものです。

その夜、窯場「皆空窯」では、3年ぶりに帰ってくる六介(麿赤兒)の息子を迎えて、拓郎も一緒に夕食を食べることになっていました。親子の団欒に、久しぶりに触れた拓郎は、母を亡くした後、父と交わした会話を思い出します。
「これからどうするんだ?父さんは今日会社に辞表を出してきた。来週の月曜には、母さんが生まれた富良野に発つ。そこでコーヒー屋を開いて暮す。母さんの親友の朋子さんて人が、そこで店をやっている。しばらくそこで見習い修行をする。東京へはもう、たぶん帰ってこないだろう。お前はどうする?」「一人で生きます。」「そうか」眉をひそめる勇吉。「一人で生きられるんだな。」「僕はこれまでもずっと、一人で生きてきましたから。」「父さんや母さんは、何の役にも立たなかった訳だ。」怒りを押し殺して話す勇吉。「そりゃ、金銭的には食わしてもらってたわけだけど、普通の家の子みたいに、いつも父さんが側にいたわけじゃない。僕はこれからも一人で生きていきます。」「そうか、そいじゃあお前に少しまとまった金をやる。それでお互いもう会うまい。」「別にもう会わないって訳じゃないけど」「お前は今ハッキリ言ったぞ。一人で生きていくって。父さんはハッキリ、ハッキリ聞いたぞ。お前は母さんを死なせた上に、俺に向かって・・・・俺が何もしてやれなかったか。」「いや・・・」「いつも一人で暮らして来たか」「・・・・」「よく言った。・・・よく言った。父さん・・・ショックだ。」部屋を出て行く勇吉。こんな別れ方したら、お互いに会いにくいのは分かるかも・・・。

夜、勇吉はまためぐみと会話をしていた。
「元気だろうか?拓郎は・・・」
「心配?」
「そりゃ心配だ。毎日心配してる。俺はあまりにも大人気なかったのかもしれないな。お前の事故でカッとして、俺は自分を見失っていたのかもしれない。」
「人は誰だって、そういう時があるわ」
「なぁ、お前の言う通りお客にコーヒーの豆を挽かせたら、いやいやこれが好評だ。」
「ほらごらんなさい、言った通りでしょ。未亡人さんも喜んでたし。あの人綺麗ね。」からかうめぐみ。
「あなたも再婚考えたら?」というめぐみ。
「バカ言ってんじゃないよ、そんな事よりチョット冷えて来たな。薪取って来るよ」話をはぐらかす勇吉。薪を取りに外に出ると、パキっと木を踏むような音が聞こえる。「誰かいるのか?」返事はない・・・「キツネか・・・」部屋に戻る勇吉。
その姿を木の陰でこっそり眺め、涙ぐむ拓郎。ついにここまで来たんだね。でも、勇吉に会う事無く泣きながら走り去ってしまった・・・。

二人の思いは同じなのに・・・二人のわだかまりは、雪がとけるように少しずつ、少しずつ溶けてゆくんだろうな。
春になったら、二人は会えるのかな?

あぁ、なんて事でしょう。こんなにも長文になってしまいました!(@_@;
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました〜!
m(_ _)m

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コメント

gttです。こんばんわぁ〜ミャ!
gttはあ不覚にも第3話の最後しか見られなかったので、このブログで楽しませてもらいましたミャ!
第4話は絶対見ますミャ!!!!

投稿: gtt | 2005.01.29 00:53

gttさん、こんにちわ!

gttさんが見逃した3話。堪能していただけましたでしょうか?
気が付いたら、めっちゃ長文になってて、自分でも驚きなんですが、見逃した方の補足に少しでもお役に立てれば・・・と思っています(^-^;

投稿: ミウミウ@管理人 | 2005.01.29 11:12

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