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2005.02.22

「不機嫌なジーン」第6回

健一に嘘をつかれ、研究室で独り涙を流していた仁子。ふと気が付くと手にテントウムシがとまっていました。それを見て、泣いていた仁子も思わず微笑えむのでした。涙をぬぐった仁子は、悲しみを忘れるかのように停電で散らかった研究室を片付けるのでした。そして、思いついたように論文を夢中になって書き続けるのでした・・・。
翌朝、孝史が研究室にやって来ると、仁子がソファーで眠っているを見つけます。仁子の顔を見つめながら携帯電話をかける孝史。電話の相手は神宮寺教授でした・・・。「目の前で昔の女が寝てる・・・。寝顔久しぶりに見た・・・。前の晩喧嘩して、泣きながら眠った時の顔だ・・・。ちょっと触ってもいいかな?」と言う孝史。神宮寺は「ダメよ、やめなさい。」と言います。「そう言って欲しかったんだ・・・。」と孝史。理性で止められそうにないのを悟り、神宮寺に助けを求めるところが笑えますよね。「あ、それから胸をのぞくのもやめなさい」とも言われてしまうのでした。孝史のすることはなんでもお見通しです(笑) そして神宮寺は、孝史に話したいことがあると言うのでした。電話を切った孝史は、仁子に自分のコートをかけてあげ、部屋を出ようとした時に、ふとデスクの上に置いてあった仁子の論文に気が付き、それを手にとって読むのでした。

数日後、仁子に論文のテーマがくだらないと言う孝史。後輩達がどんなテーマなのか聞きました。すると阿部(岡田義徳)が説明するのでした。仁子の研究は、「アブラムシに食べられてる植物が、何らかの化学物質を分泌して、テントウムシにSOSを発してる」という内容でした。吉田教授も解説します。「いわゆる、ボディーガードを呼ぶ植物だね。10年前に研究者達の間でこんな研究が行われた・・・。ハダニは植物を食べて枯らせてしまうダニだが、ハダニにやられている植物は、その弱った葉の上である物質を作り出し、その匂いでハダニの天敵であるチリカブリダニを惹きつけて、ハダニ達を退治してもらっているというんだ。」「植物がそんな事をするんですか?」柳川美幸(山田優)が質問する。「らしいねぇ。研究者達は実際、ハダニのついた植物が数種類の物質を作り出す事と、その物質をハダニのついていない葉に塗りつけても、チリカブリダニが駆けつけてくる事を証明した。」と説明する吉田教授。それを聞いていた四谷助教授(伊藤正之)も感心して「植物も食べられるばっかじゃないってことか!」と言うのでした。面白いですよねー!植物もSOSを発信できるなんて!なんか生きてるって感じですよね☆しかし孝史は「若輩者が流行に乗って、派手なテーマ選びやがって。お前は今までどおり、テントウムシの生殖活動について地道に調べてればいいんだよ!」と言って研究室を出て行ってしまいます。それを追いかける仁子。そして論文の話の抗議をするのでした。しかし孝史は「それはお前の願望だろ。テントウムシをまるでヒーロー扱いだ。そのタイトルは何だ?『テントウムシがきてくれる』メルヘンか?グリム童話か?そんなチャラチャラした論文を書けば、また女だからと言ってバカにされる」と言うのでした。そんな孝史に、仁子は「いいんです、どうせ私は女ですから。メルヘンって言われたってかまいません。」と宣言するのでした。「目に見えない絆があるって思いたいんです。誰もがかけがえのない何かを見つけ出せるって、メルヘンでもいいから思いたいんだよ・・・。そうじゃないと果てしなくて危うすぎて・・・生きてゆくのが辛い」とこぼすのでした。健一との事が危うくなっているから、そんなところに微かな望を託しているんですね・・・。そんな仁子の状況を孝史は何も言わずに聞いていました。きっと、仁子の恋がピンチなんだって気が付いたかな?しかし仁子に「その、お前のかけがえのない何かは・・・」とニヤケタ顔で言いかけると、そこへ健一が現れ、話は途切れてしまいました。孝史は、ちょっと誤解したのかな?仁子のかけがえのない何か・・・って俺の事?とかw(^-^; 

仁子は早智子(井上訓子)に健一が綺麗な女の子と歩いていたことを話しました。早智子は「何かが壊れていく時って、こういう感じよね・・・。例えば虫歯が痛んできちゃうと、それからいくら一生懸命歯磨きしても、どんどん悪くなる一方でしょ?どうにか頑張って食い止めなくちゃ!この破滅のアリ地獄を!!」と言うのです。「さっちゃん、ほんとのアリ地獄を知らないでしょ?アリ地獄ってね、一旦はまると二度と抜け出せないのよ、アリ本人がど〜〜頑張っても!」「え〜そうなの?それって救いがないわねぇ・・・」と言われてしまう仁子。それを聞いて、仁子は余計に不安になるのでした。健一との間に出来てしまったアリ地獄・・・。抜け出せられないのかなぁ・・・。(-_-;

デートで動物園にやって来た健一と仁子。仁子は健一を家に誘うのですが、健一は家に友達が来る予定なっていて迷うのでした。それを聞いた仁子は、つい「あのぉ・・・白いコート着た、すらっとした子とかも?」と聞いてしまうのでした。健一は仁子がめぐみと一緒にいたところを目撃されたことに気が付き、慌てて弁解するのでした。「何の知り合い?」と仁子が訊ねると健一は「知り合いっていうか、花屋で・・・」と言いかけすると、仁子は「花?・・・あ!」と気づくのでした。罰が悪そうにする健一・・・。その後二人はなんとなく気まずくなってしまうのでした・・・。
そんなムードのまま、お互いの家に帰ることになった仁子と健一。一人、部屋に帰った仁子は、テーブルの上に飾ってある、健一にもらった花を投げつけようとするのですが、それも出来ず、一人寂しくため息をつくのでした・・・。あぁ〜まずいですね・・・。お互いにギクシャクしてしまっています・・・。壊れる予感・・・ですね。

雑誌モデルとデートしていた孝史が家に帰ると、部屋が空き巣に入られていました!(; ̄□ ̄A ひどく散らかった部屋・・・。急いで警察に連絡し、モデルを帰すのでした。その後、警察が去った後、孝史は一人で落ち込んでいました。
そのころ仁子は、自宅で論文を考書いていました。携帯が鳴り、電話に出る仁子。孝史が「俺だ。今、何してた?」と訊きます。「論文考えてましたけど・・・どうかしたんですか?」と仁子が訊き返すのでした。「いや別に・・・思わぬ来客があって、ちょっと情けない気分になっただけだ」と言う南原。「え?・・・女の人ですか?」呆れるように言う仁子。「さぁ?・・・どっちかなぁ・・・。男だと思うけど・・・・。」孝史の意味不明な言葉に呆れて、仁子が「ちょうど時計が0123です・・・どーでもよくてすいません。」と言うのでした。すると孝史が「あと1分以内で君の誕生日になる・・・1月24だろ」「違うよ!」と言う仁子「そう、(誕生日を)忘れて、1週間後にお祝いした。・・・ケンカしながらね。」吹きだす仁子。「本当は、17日だった・・・なんだか久しぶりだ。電話でお前の声を聞くの・・・。」「そうでしたっけ?」「そうだよ。前かけた時は繋がらなかったし・・・。お前は1度もかけてこなかった。」「携帯苦手なのよ・・・。頭痛くなるし・・・簡単に繋がりすぎて」「何?疲れてるの?」「そっちこそ・・・。」「俺も電話苦手なんだよ。」「嘘ばっか。」「顔が見えない。」「見えなくていいです。想像するだけで充分。」黙り込む孝史・・・。「もしもし?」「なんかしゃべってて・・・。なんでもいいから。」そう言われて戸惑う仁子でしたが、ふと孝史の部屋に流れているLover's Concertoの曲を聴いて「この曲・・・バッハ?」と訊ねるのでした。孝史は、「Sarah VaughanのLover's Concerto・・・バッハのメヌエットをアレンジしている」と説明し、また黙りこくってしまう孝史。「もしもし?・・・何してんの?」と怪訝そうに聞く仁子。すると孝史は「想像してる・・・相変わらず、不機嫌そうな顔だ。」と答え、仁子は「やめてよー!もうホント最悪。切りますよ!」と怒るのでした。しかし孝史は「なんか、疲れたなぁ〜・・・」と言ってまた黙り込むのでした。「なんかあったの?・・・ねぇ、ちょっと!・・・もしかして寝てる?」そうして返事のない電話を仁子は切るのでした。孝史は仁子の声を聞きながら、安らかに眠ってしまうのでした・・・。なんだか、こっちの二人が見ていて落ち着きますよね・・・。もう長く連れ添った夫婦のようで・・・。孝史は仁子に安らぎを求めているし・・・。つかの間の幸せな時間で、心地よく眠ってしまった孝史は、なんだかかわいく思えてしまいました。

孝史は長崎に来て、昔の事を思い出していました。少年と話す孝史。何をしているのか聞かれ「この干潟を守る研究をしてるんだよ」と答える孝史「俺たちの海、守ってくれてありがとうね、お兄さん。」と言い、友達の所に行く少年の姿を笑顔で見る孝史・・・。
そんな思い出に浸っていると、そこへ弁護士の手塚弁(遠藤憲一)がやってきました。手塚は干潟の干拓工事をやめさせようとしている反対派の弁護士でした。手塚は「南原さん、あなた干拓事業計画の初期段階のアセスに参加したってのは本当ですか?」と尋ねるのでした。孝史は少し考えてから、「ええ、本当ですよ」と答えるのでした・・・。
アセスとはアセスメントのことで、工事や開発をするときに、環境などに与える影響を調べて評価することらしいです。もしかしたら孝史は、この干拓事業にアセスをし、許可を出したのかもしれませんね。昔出会っていた少年は勝田(オダギリジョー)で、この干潟を守ると約束していたとしたら・・・。今は干拓事業にOKを出した孝史を憎んでいるのかな・・・。

仁子の部屋にやって来た健一は、なんだか元気がありませんでした。「仕事で失敗しちゃったんだよね・・・生徒をケガさせちゃって、体育の授業で・・・」と言う健一。「大変だったね」と気遣う仁子に、「まあ、これは俺の問題だから・・・」と健一は言うのでした。その言葉を聞いて寂しげな仁子・・・。仁子の好きなCMがTVで流れたのを見つけ、健一が教えます。一緒にCMを見る二人。「・・・バージョンが変わってる・・・。前の方が面白かったのに。前のまま流してたほうがずっといいのに。」そういう仁子に健一は「そうもいかなかったんじゃ・・・。ほら、どんどん変わって行かないと。」と言い、なんだか二人は気まずくなるのでした。健一は、ふとテーブルの上にプレゼントしたネックレスが置いてあるのを見つけました。「チェーンが切れたの・・・さっきつけようとしたら・・・」と言って涙ぐむ仁子。「どうしたの?」と訊く健一に、「何でもない・・・何でもないのに、どんどん崩れてく・・・どうして・・・」と言って仁子はうつむくのでした。すると健一は「俺さぁ、仁子さんと出会ってから、いろんなものが見えてきたと思うんだ。メダカとか自然とか・・・なんかすごい新鮮で、今まで誰かと付き合ってきて、こんな風に感じたことなかったし・・・別れよう」と別れの言葉を口にするのでした。仁子は何も聞かなかったようにキッチンへ行くと、「食べてく?・・・そうだよね、食べたらおいしくて別れたくなくなるかも。・・・なんて嘘。ゴメン・・・さようなら」と言いうのでした。「ありがとう」と言って健一は部屋を出ていくのでした・・・。とうとう別れてしまいましたね・・・。健一が仁子の部屋に来る事にしたのは、別れを言いに来たのかな、で初めから暗かった・・・。仁子もそんな予感はあったんだろうけど、わざわざ料理まで作って、気持ちを紛らわせていた・・・。お互いに付き合ったことのないタイプの相手だったから、最初は珍しくて楽しかったんでしょうが、やっぱり価値観があまりにも違ったから、付き合うのは難しかったんですよね・・・。普通が好きな健一君には、仁子を理解してあげられなかった・・・。仁子・・・大丈夫かな?

研究室にやって来た孝史に、「ごめんね」と謝る神宮寺。「分かってて長崎行ったんだ。でも俺が君の凶暴な後輩に、相当嫌われてることだけは確かだなぁ」と孝史は言うのでした。「素直ないい子なんだけどねぇ」と言う神宮寺。「日本もわずらわしいことが増えたよ・・空き巣は入るし・・・」「元カノとは上手くいかないし?」と神宮寺はチャチャを入れます。すると「さぁね。でも、空き巣に入られた情けない夜でも、安らかな眠りをくれる相手がいるのはいいもんだなぁ」と孝史はつぶやくのでした。

仁子は気分を紛らわすために再び山にやって来ます。でも、健一との別れはかなりダメージが大きく「ダメだぁこりゃ・・・。何やっても思い出しちゃうよぉ」と言って涙を流すのでした。泣きながら歩く仁子は、不意に足を踏み外して崖に落ちてしまうのでした!(; ̄□ ̄A

その夜、仁子の帰りが遅いのを心配して、孝史が阿部と桜井(?「正名)を連れて仁子を探しにやって来ました。「何で止めなかったんだよ!」と怒る孝史。「知らなかったんですよぉ、スコップもって出て行ったんですけど、こんな時間に山に登りに行くなんて・・」と弁解する阿部。「寒い上に、雨でぬかるんでて最悪だ!」と嘆く孝史。「仁子!仁子〜〜!!ジ〜ン!!!」と呼ぶ孝史の声に、「はぁ〜い・・・」と気の抜けた返事が返ってきます。「何やってんだ?」と訊く孝史。「落ちちゃいました」と答える仁子。「何てアホなんだ」「何でなんでしょう?何で私はアホなんでしょう?」「お前、顔グチャグチャだぞ」「こんな悲しいのにぃ〜、悲劇のヒロインにもなりきれないて・・・うぁ〜私、情けないぃ〜」と仁子は嘆くのでした。「まあいい、王子が迎えに来た」と孝史「すごいフケた王子・・・」と言う仁子。「助けないぞ」「助けてください!」と言う仁子に「しっかり掴まれ」と手を貸すのでした。孝史に引き上げられながら、「でも、転んだ先でオオクワガタ見つけました。良かったぁ〜、どんな悲劇だって、そう長くは続かないのよぉ〜」と言う仁子。「そうだ!」と答える孝史。背中に乗れと言孝史に「おんぶなんて嫌い!あなたのコートも汚れるし・・・」と言う仁子。「洋服なんてな、汚れる為にあるんだよ」と言う孝史。仁子をおんぶすると、「う〜ん、重いなぁ」「私じゃありません。荷物が重いんです!」「これは、一歩も動けない・・・」と言う孝史。仁子は「だからフケた王子なんてイヤなのよ。」とぼやき、「降ろすぞ!」と孝史に怒られます。「ホントはちょこっとカッコいいなって思ったの・・・ちょこっと・・・」と言います。そして「見つけてくれて、ありがとう」と仁子はお礼を言うのでした・・・。

スゴイですよね。仁子のピンチにちゃんと駆けつけてきてくれる孝史。やっぱり、この二人がくっつくのが、一番いいのかもね・・・。ただ、孝史の浮気グセをなんとか直さないと・・・(^-^;

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