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2005.02.04

「優しい時間」第4回

今回のお話は、お金にまつわる話でした。

「森の時計」に、水道工事業者の立石(國村隼)がやってきた。店の水道管を凍らせてしまったため、彼に連絡したのだ。作業を終え、ひと息ついた立石は、勇吉(寺尾聰)に娘の話を始めた。立石の娘は、父親よりも年上の大手パチンコチェーンの専務だという男の子供を宿し、結婚することになっていた。その相手が、結納金1000万円出すと言ったのだという。しかし立石は、娘を1000万で売り飛ばすような気がして、思わず断ってしまったらしい。その話を聞いていた梓(長澤まさみ)は、不快感を露わにし、破談にすべきだ、と言い出す。

そのころ、店には妙なカップル(瀧伸、久保明子)がいた。彼らは、席につくなりぴったりとくっつき、まったく動かないのだった。そのうち店は混み始め、昼過ぎまで客足が途絶えなかった。(「森の時計」ってすごい繁盛してる!森の中にあるようで、実はそんなに不便じゃない所なのかしら?(^-^; )
午後になり、「森の時計」に常連客の佐久間(久保隆徳)が来た。そして、彼は勇吉にひっそり告げるのだった。同じ常連客の音成(布施博)が経営する電機店が危なくなり、ただの顔見知り程度の常連客仲間にまで、借金を申し込んで回ってるらしいと・・・。

一方朝から来ていたカップルは、水やコーヒーにも口をつけず、午後になっても同じ姿勢のまま、かれこれ4時間半もただ窓の外をぼんやりと眺めていて動かないのだ・・・(@_@; 梓や、リリやミミ達3人は、やっぱりおかしいと言い合っていた。普通だったらトイレとか行きたくなるだろうとか、変な薬とかをやってるんじゃないかとか・・・もしかして自殺してる!?とか言い始める(; ̄□ ̄A 「警察に言わなくていいんだろうか?・・・」と言う梓。(また出たこのセリフ「〜でいいんだろうか?」これって、すごく違和感です(^-^;) それからしばらく時間が経ち、勇吉にも相談する3人。「もう3時半回ってますよ。あのままの形で6時間になるんです。」と言うミミ。「警察の風間さんと連絡取れた?」と聞く勇吉。「もうじき来ます。」勇吉が側に行こうとするのを梓が引き止める。「絶対なんか異常だ・・・。」そこう話しているうちに、風間がやって来た。勇吉と風間、一緒に来た警官とともにそぉ・・・・と近づく。みんなが二人を覗き込もうとした時に、急に二人は動き出し。「行こうか。」と言って立ち上がった。あっけに取られるみんな・・・(@_@; 6時間もピクリともせず動かないで座り続けるなんて、いったいなんなんだー!? 人騒がせなお客でした。(-_-;

雪が降りしきる中、音成がやって来た。uコーヒーはいいんだ。マスターに、ちょっと頼みたい事があるんだ。あまりもう・・・時間がないんだ。」と暗い表情の音成。
カウンターに座りうつむく音成・・・。それを黙って見つめる勇吉。そこへ梓が来た。「なんだい?」「あの・・・ちょっと。」「後にして」と冷たく言う勇吉。梓はその二人の雰囲気が気になり、壁の裏側で二人の話を立ち聞きするのだった。
「・・・・それは、出来ません。申し訳ないけど、私には出来ません。」と話す勇吉。「200万が無理なら、150万でもいいんだ。それがダメなら100万でもいい!・・・25日に必ず返します。そうでないと、うちの店、取られてしまうんだ。お願いします!。」と言って頭を下げる音成。「私には・・・無理です。」と断る勇吉。「今日の6時が期限なんだ。6時になると業者が来て、店の商品引き上げるんです。それをやられたら、もうお終いだ・・・。」切実に訴える音成。しかし「残念ながら、出来ません。」と答える勇吉。それを聞いてガックリする「・・・冷たいんですね。」とつぶやく音成。「音成さん、私は30年商社にいました。金の怖さは痛いほど知っています。25日には返すとおっしゃる。でもそういう事は、なかなかうまく行きません。予定は必ず狂うものです。・・・音成さん、あなた、私にとっていい友人です。お客さんというより、友人と思ってます。私だけじゃありません。ここで会う人達は、皆友人です・・・。常連客の人達はみんな、音成さんの事を、友人だと思ってます。友達に、お金の貸し借りを作っちゃいけません・・・。利害関係が生じたら、友情なんて簡単に崩れてしまいます。友人は、大切なものです。いろんな形で助けてくれます。でも、金の事だけは、言い出しちゃダメです。とにかく、今日の話は・・・無かったことにしてください。」音成に諭すように話す勇吉。「今、何時ですか?」と聞く音成。「5時28分です。」と答える勇吉。「あと32分か・・・。コーヒーください。」勇吉は音成の前にそっと豆とミルを置きました。それをゆっくり挽く音成・・・。帰るのが辛いのか、時間を潰すように豆を挽く音成・・・。
確かに、お金の貸し借りは難しい話だよね・・・。小銭程度の貸し借りはいいけれど、大金はやっぱりよくないと思う。そんな大金必ず返せる保障があるなら、それまでなんとか待ってもらえばいいのだし。ただこの25日まであと何日あるかわからないから、なんともいえないけれど、100万とかだったら消費者金融とかに借りるとかすればいいのにって思ったよ・・・それすらも借りまくったのかな・・。でもそんなところは、そんなに貸してくれないのかな?私そういうの借りたことないんでよく分かんないけど・・・(^-^; それに、そういう時の「何日にお金が入る」って話は、勇吉の言う通り大概当てにならない事が多いんだよね。ただの逃げでしかないわけで、待ってくれない債権者より、なんとか言い逃れ出来る人に借金する方が、気が楽だからね。でも、そんな事したら友達失くすし、周りからも評判落とされて、後々自分が困る羽目になるだけなんですけどね。もしお金を出してあげるなら、それを貸すではなく、帰ってこないのを覚悟の上でなければ無理でしょう。ただ、そうは言っても、知合いが倒産するのをただ黙って見守る事しか出来ないのは、勇吉にとってもやっぱり辛かった事だと思いました。

梓は手提げ金庫を抱えて、勇吉を睨むように奥へ引っ込んだ。奥にはリリが居た。梓の様子が変なので「どうしたの?」声をかける。「どうしても計算が合わないの」と言って、自分のコートから財布を取り出す梓。「また?いくら?」「300円足りないの。あたしが足しとくから・・・」と言う梓に「それはダメ!計算し直しなさい。」と止めるリリ。二人はもめるのでした・・・。

梓は仕事を終え、買い物帰りに音成の店の前を通った。店では次々と商品が運び出され、そこには、呆然と立ち尽くす音成の奥さんの姿があった。梓は思い出していました。音成が必死で勇吉に借金を申し込んでいるところを・・・。勇吉がそれを断ってしまった事を・・・。涙を浮かべその場を去る梓でした。

7時を過ぎて、コーラスの稽古が始まった。「きよしこの夜」の歌が流れる店内に、音成はまだそこに居た。音成は昔を振り返り、自分と奥さんの馴れ初めの話をし始める・・・。そんな彼に勇吉はやさしく問いかける。「奥さん、心配してませんか?・・・連絡くらい、してあげたらどうです。お店、今大変な事になってるんでしょ?・・・まずいんじゃないですか?あなた一人が逃げていたら・・・奥さんが、困ってらっしゃるんじゃないですか・・・。」そう言う勇吉に、音成は涙を浮かべ訴えます。「どんな顔して・・・女房に会うんですか?どんな顔して、会ったらいいんですか?」声をあげ、泣き崩れる音成・・・・。そんな彼に、勇吉は言葉がかけられないでいた・・・。

一方拓郎の家で一緒にいた梓。それを目撃する天野六介(麿赤兒)。驚き家に飛んで帰り、奥さんに話します。そして北時計のママ朋子に連絡をするのでした。翌朝、知らせを聞いた朋子が拓郎の元へやって来た。「ちゃんと身を入れて修行してる?・・・ガールフレンドが出来たって言うじゃない。」と言う朋子の言葉に驚く拓郎。「誰が言ったんです?」「ガールフレンドを作っちゃいけないなんて、おばさんそんなヤボ言わないわよ。たださ、あんた修行中の身なんだからさ、当分は修行に専念するって、それは最初のおばさんとの約束だよ。」「はい。」と答える拓郎。「女の子を夜中に家に連れ込むなんて、ちょっとどう見ても非常識ね。・・・拓ちゃん、あんたメグの子供だからさ、おばさん人事だとは思えないのよね。余計なハンディーまで背負ってるんだからさ、あんたは、普通の若い人以上に、自分に厳しくなくちゃならないの。そうやって、立派に自立しなくちゃお父さんの目の前に出れないでしょ。ともかく自分の家に女の子を来させるのは、止めることね。あんたからハッキリ言ってやんなさい?」「はい・・・。」朋子の言葉に、素直に答える拓郎・・・でもなにか考えているよう・・・。

梓は店のお金を集計していて、ポケットにお金を入れるところを、ミミに見られてしまいました。「あんた何してるの?今そのポケットに何入れたの?出しなさい。」梓は立ち上がり、ポケットからお金を出し、ミミに渡します・・・。「このお金なんなの?レジの中にあったお金じゃないの?」「違うんです。」「レジの中にあった今日の売り上げのお金じゃないの?」問いただすミミ。「・・・そうです。」「・・・それ、どうしてポケットに入れたの?」「違うんです。計算がどうしても合わなかったんです。」「合わなかった?」「多かったんです!」「多いと自分のポケットに入れるの?」「分けただけです・・。」「分けただけなら、そこに置いておきゃいいじゃない。ポケットに入れたって事は、盗ったって事になるわよ!」「盗ったんじゃありません!」「じゃあポケットに入れてどうするつもりだったの?」「違います、絶対盗ったんじゃありません。」・・・「どうしたんだ?」そう言い合いする二人の側に、勇吉とリリがやって来ました。「違うんです。ただ計算が合わなかったから・・・だから・・・」
事情を聞いた勇吉と二人で話す事になった梓。「・・・いずれにしてもね、ちょっとまずかったね。合わなきゃ合わないって言ってくれればいいのに、別にたいした金額の問題でもないし。ただね、それを、計算より多く余ったからって自分のポケットに入れちまったら、そりゃ盗んだって思われても仕方がないことだぜ。そういうやり方は、うまくなかったね。」と言う勇吉に「盗んでなんかいません。」と言い張る梓。そして「信じられない!」と叫ぶ梓。「何が?」「マスターにまでそんな、盗んだなんて言われるなんて、信じられない。」今までにも計算が合わないことはたびたびあって、梓が不足分を補うこともあったのだとも告白しました。それを聞いた勇吉は、「それもまずいね」と言いました。「いつでも警察に言って下さい。私、今日でこのお店もう辞めます」と言って梓は店を飛び出してしまうのでした。(; ̄□ ̄A
まったく梓は、自己中過ぎ!信じられないのは、梓の方だよね。勇吉は決め付けてなんか話していないのに、もう梓の頭の中は、どうせみんなには、自分のことなんて信じてもらえないんだと、決め付けてしまってるんでしょう。それにしてもなんで初めから言わなかったんだろう。何も梓の計算ミスだけが、原因じゃないだろうに・・・(-_-; レジはみんなでやっている訳だから、他の人にもお釣りを間違える可能性があるんだし。勇吉にちゃんと報告して、どうしたらいいか相談すれば良かったのよね。それを自分のポケットマネーから出したりするから、ややこしい事に・・・。自分はお店の為にやっているなんて思い上がってるから、責められた時に頭に来るのかも。

店を飛び出た梓は、拓郎のところへ車を飛ばして行きました。しかし拓郎は家に入れてくれず、「車で話そう」と言うのでした。「どうしたの?家に上がっちゃいけないの?」と問う梓。夜中に女の子を家に引き入れてはいけないと言われた事を説明します。
いきなり話始める梓「信じられない!」「何が?」「あのオヤジ、マスター!私「森の時計」辞めて来たわ」と言い出す梓に、ちゃんと説明してくれと頼む拓郎。 梓は「森の時計」での出来事を説明しました。「そりゃあ誤解されるような事をしたわ、だけどいきなり“盗った”っていう言葉を使うことないと思うわ・・・そういう人なのよ、あのマスターって」と軽蔑した言い方をします。(え?マスターはいきなり盗ったなんて、言ってないぞ。そんな風に言ったのはミミなのに。それに、そういう人なのよなんて・・・)
それから、梓は今日あった音成の出来事も話しました。音成に対して冷たく接した勇吉のことを「自分を何様だと思ってるのかしら・・・大嫌い!ああいうエラそぶる大人!!」と罵る梓。それまで黙って聞いていた拓郎は、「悪口を言うのはよせよ」と制します。「もう嫌なんだよ、人の悪口は聞きたくない。」と言う拓郎に、「泥棒扱いされたのよ?拓ちゃんはあっちの方が正しいと思うの?あの“オヤジ”の方が・・・」と食ってかかる梓、「親父なんて言葉を、お前が使うな。関係ないお前が、気安く使うな!」と怒鳴る拓郎。それでもいい訳をする梓に「それでも、親父だ!」「それどういうこと? どういう意味?」と訊く梓。「・・・あれは、あの人は、俺の親父だ。親父の悪口は・・・これ以上言うな。」と言って、車を出る拓郎。梓には、何がなんだか理解出来なかった。

勇吉が一人店にいると、パトカーがやって来た。それに気づいた勇吉が外に出ると、やって来たのは、風間だった。「どうしたんです?」と尋ねると「音成さんが今、この先の納屋で、首つって見つかった。・・・一緒に行くかい?」という風間の言葉に呆然とし、勇吉は「・・・いえ」と断るのだった。
店で一人悔いる勇吉・・・。そこへめぐみが現れた。
「落ちこんだって、始まらないわ。あなたがあの人を追い込んだ訳じゃないわ。」落ち込む勇吉を慰めるめぐみ。
「メグ・・・俺は、周りに厳しすぎるのかな? 音成さんい対してばかりじゃない。アズちゃんや・・・それから拓郎に対しても。 お前に対しても、そうだったかもしれないけど、俺は自分でも意識しないうちに、人を傷つける冷たいところがあるのかな?傷つけるくらいなら、傷つけられた方がいいって、いつも、内心思ってるんだけどな。」
「仕方ないわ。そういう人って必要なのよ、世の中に。厳しい人がいなければ、世の中どんどんダメになるもの。 あなたもそろそろ、憎まれ役を引受ける歳なのよ。」やさしく見つめるめぐみ・・・。

それにしても音成が、自殺してしまうとは・・・。(;_;) 借金の申し出を断ったのは、勇吉一人じゃないけれど、最後に断った勇吉は、一番重く責任を感じてしまっただろうな・・・。今の仕事を失ってしまったのは、ものすごく大きなショックだろうけれど、残された奥さんの事を考えてあげなきゃいけません。残された彼女がどんな思いをするか・・・。暮らしは大変になるかもしれないけれど、奥さんと二人でまた一から始めれば、いつかはまた笑える日が来るはずなのに・・・。それとも借金が大きすぎて、保険金でも当てにしたのかな・・・。どうにもならなかったら、自己破産にでもして一からやり直せば良かったのに・・・。悲しい結末でした。。。(;_;)

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コメント

ミウミウさん、こんばんわぁ〜ミャ★
TBありがとうございましたミャー!
「優しい時間」は「自殺」ひとつを扱うにしても妙にさらりとしていて、本当に作品のテイストが倉本さんっぽいですミャー!
来週も楽しみですミャ!

投稿: gtt | 2005.02.05 00:24

gttさん、こんばんわ♪

今回は、お金や死についていろいろでてきましたね・・・。扱い方がやっぱ倉本さんっポイ。
でも梓の描き方が、ちょっとイマイチな気がしました。なんだか心にトラウマを抱えているっていうより、ただの頭の悪い、ヒステリー!?って感じで・・・。その辺がちょっと気になりました。

拓郎と勇吉の関係を知ってしまった、梓・・・。
来週の展開がきになりますね☆

投稿: ミウミウ@管理人 | 2005.02.05 19:46

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