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2005.05.22

「恋に落ちたら〜僕の成功の秘密〜」第6回

koini0519-2 ホテルのティールームで、高柳は『東條貿易』の社長・東條栄一(山本圭)と久しぶりに会うのだった。
「申し訳ありません。東條社長。
 不義理を重ねてしまって・・・。」
頭を下げる高柳。
「徹君も、ご立派になられて・・・。
 ご活躍の程は、TVや雑誌で拝見しております。」
「お元気そうで、なによりです。」
しかし東條は急に咳き込む・・・。
「・・お風邪ですか?」と聞く高柳。
東條はうつむき、ふっと笑うと・・・
「ガンです。余命を宣告されました・・。」と告白するのでした。
その言葉に驚く高柳・・・。
東條貿易は、月末に不渡りを出すのだと話す東條。
高齢者も多く、従業員は200名ほどいるとか・・・。
自分のの体のことなんかどうでもいいと言う東條は、
従業員を心配し、フロンティアの力で東條貿易を救って欲しいと
高柳に頼むのでした・・・。

そんな2人を森村(入江雅人)が見ていた。
「高柳徹について、面白いネタがあるんですけど。」
公衆電話に行き、森村はどこかに電話をかける・・・。

その後、ホテルの廊下をすれ違う高柳と森村。
森村はニヤリと笑っている・・・。
すれ違った後に、今のは森村だった事に気づく高柳・・・。
「お前をぶっ殺してやるからなぁっ!!
 お前も親父のように死んじまえっ!!」叫ぶ森村を思い出す・・
やっぱり出てきましたか、森村・・・。
高柳に汚い手で会社を乗っ取られ、怨んでいましたからねぇ・・・
お前をぶっ殺すとまで叫んでいたので、絶対にまた出てくるとは思っていたけれど、さぁいったいどうなるんでしょう!(; ̄□ ̄A

一方、島男とまり子の生活は苦しい。
33,562円!」
利子返したら今月の残りはこれだけ・・・。
間もなく、家も明け渡さなければならないが、島男には身を寄せるあてもなかった。
そこに龍太が現れる。龍太は、鈴木家を伺っていたサラリーマン風の不審な男がいたと報告をする。
まり子は、あわてて外へ飛び出すが既に男の姿はなかった・・・。
まり子は男と別れる時に、平然としていましたが、やっぱり気になるんですよね・・・。

薄暗い喫茶店で、森村が男に話している・・・。
「倒産した会社があるんだ。20年以上も前にね。
 高柳商事っていうんですけど、
 それ、高柳社長の親父の会社なんですよ。
 そこつっつくと面白いと思うんですよねぇ〜。」
「何で、その話をうちに?」
日刊ワイドの記者山本(阿南健治)が尋ねる。
「フロンティア・フォニックって、高柳の会社があるでしょ?
 あれ、元は俺の会社だったんですよ。」
「なるほど・・・。」山本は伝票を手に席を立つ。
「面白い記事をお願いしますよ。」
森村は立ち去る山本に、声をかけるのだった・・・。

残業する七海が高柳の姿に気付く・・・。
「どうしたの?忘れ物?」
高柳は柱にもたれ掛かり、突然過去の話をする。
「死にかけた時、俺がいた方が良かったかな?」
「忘れたわ。そんなこと・・・。」
「そうか・・・。」
そうつぶやくと、社長室にとぼとぼと戻ってゆく高柳・・・。
そんな高柳の後ろ姿を、心配そうに見つめる七海。
なんだかずっとテンション低いですね・・・。
七海との過去をそんな風に振り返るなんて、なんだからしくないです・・・。

[東條貿易 取引国] と検索する高柳。
「ガンです。余命を宣告されました・・・。」
ふと、東條の言葉が頭をよぎる・・・。
高柳は、数あるリンク記事の中から、
高柳商事と東條貿易が基本的合意へ』というリンクを
クリックするのだった。
その記事の関連記事として、次の記事に目が行く高柳。
高柳社長ワンマン経営の最悪の結末、
 高柳商事、事実上倒産

悲しそうな表情で、その項目を見る高柳・・・。

翌日会議室では次に買収を狙う会社の話をしている・・・。

「東條貿易はどう思う?」高柳がみんなに尋ねる。
「・・・ないでしょう。」と呆れたように答える神谷。
「東條貿易・・・」すぐさま調べる宮沢。
「これ、上場していない会社ですよね?」と宮沢。
「メリットはあると思うか?」と高柳。
「全くありません。負債を抱え込むだけです
 すでに銀行も、一斉に手を引いています。」と神谷。
「そっかぁ・・・。」高柳は上を向く・・・。
「では、会議を終了します。」と七海は会議を閉める。社員達は席を立ち始める。
「東條貿易をやろう。」みんなの意見を無視して言う高柳。
「どうしてですか?」と不可解な顔の神谷。
「不満か?」高柳が聞く。
「あり得ません!」と怒鳴る神谷。
「神谷、知っているだろう。俺がやるといったらやるんだ!」
「しかし・・・。」と困り顔の神谷。
「桐野部長?」七海に振る高柳。
「私も反対です。」七海は答える。
「宮沢?」
「私も・・賛成しかねます。」渋い顔の宮沢。
しばらく沈黙が流れる・・・。
「・・・鈴木島男!」
「はい。・・・いや、僕は・・・」
状況がわからず答えられないと困る島男。
「お前が担当だ。」
「僕がですか?」いきなりの指名に驚く島男。
「嫌か?」
「・・・いえ。」
「桐野、サポートに回れ。」
「はい・・・。」
「以上だ!」そう言い、高柳は会議室から出ていく。
残された社員達はみな納得の行かない顔をしている・・・。
誰も賛成しないから、島男に押し付けたのか・・・。
それとも何かを期待してる!?(; ̄□ ̄A

「変でしたよね、高柳社長。
 僕達にはわからないけど、社長が言うからには
 何か儲かる話なんでしょうね。」島男が七海に尋ねる。
「人のことより自分のこと。」
七海は島男にM&A関連の本を山のように渡し、勉強するように言うのだった・・・。

神谷は宮沢に、すぐさま東條貿易を調べるように指示を出す・・・。

高柳は秘書の裕美と香織を連れ、大きな屋敷を訪れる。
屋敷に入ってゆく高柳達の車を、つけている車が1台いた・・・。
それは記者の山本だった。
あまりに大きな家なので、裕美も香織も圧倒される。
高柳は黙ってその家を見つめているのだった・・・。

そこは、東條の屋敷だった。
車椅子に乗った東條が、3人に挨拶をする。
「20年ぶりになりますか?何もかも昔のままでしょう。」
そう言われ、懐かしそうに家の中を見回す高柳。
「この机も、この傷も昔のままですね。
 小さいな・・。11才の時の俺だ。」
柱の傷をなぞりながら、高柳が懐かしそうに語る。
実は、この屋敷は、高柳家だった物を、東條が買い取ったものだったのだ・・・。

一方フロンティアでは、宮沢が神谷に、調べてきた事を報告する。
「東條貿易は高柳商事が倒産した時に、
 何かと面倒をみたそうです・・・。」
「親父の恩人か。」
「それに、社長の親父さんと東條栄一は、
 無二の親友だったそうです。」
そっか、無二の親友だったのか・・・。
父親を助けてくれた東條に、恩を返そうとしているのかな?

「君がこの家に来たら、渡そうと思っていました。
 こんな形で再会することになるとは、
 思っても見ませんでしたが・・・。」
東條社長は、ケースから8ミリカメラを取り出す。
「覚えていますか?」と東條は高柳に渡す。
「父のカメラです。」懐かしそうに手に取る高柳。
「この部屋に残っていました。
 多分引越しのときにお忘れになったんでしょう。
 お父さんが最初に輸入したのがその8ミリカメラでしたね。
 お父さんはそのカメラが好きで、こだわって扱っていました。」
「東條社長。フロンティアは東條貿易を引き取ることにしました。
 今朝の会議で決定しました。」
「ありがとうございます。
 これで従業員全員救われます。ありがとう・・・。」
東條社長は高柳の手を取り、頭を下げ、礼を言うのだった。

なんだかただの恩返しには、見えない雰囲気です・・・。
なにやら高柳は考えがありそうな様子です。

『リオハ』に、やって来た記者の山本。
「フロンティアの連中はよくここに来んの?高柳社長は?」
不審に思った守子は、
「お客さん。飲まないんだったら帰って下さいね。」と答える。
山本はこんなところにも現れました!

フロンティアでは、七海から渡された本を必死に読む島男の姿が・・・そんな島男に七海がコーヒーを淹れ持って来る。
「見て下さい。この記事すごいですよ!」
島男は雑誌の記事を七海に見せる。

加速する買収戦略
 フロンティア代表取締役 高柳徹社長(37)
 高柳社長に見込まれた企業の運命は2つしかない。

 買収か、消滅か。━

「当たらずとも遠からずかな。」と七海は言う。
「桐野部長って、最初からこの会社にいるんですよね。
 高柳社長って、最初からああいう人だったんですか?」
「ああいう人?」
「『お金で買えないものはない。ビジネスに情は挟むな。
  鈴木島男!』・・・みたいな。」
高柳の真似をする島男。
「さぁ〜。どうだったかな。」七海は笑いながら答える。
「調べたんですけど、東條貿易は、神谷さんの言うとおりです。
 お金にならないのに、何で買おうとするんでしょう?」
「直接本人に聞いてみたら?」と七海は答える。
「えぇ?」

高柳の自宅へ島男が訪ねてくる。
「どうした?」
「東條貿易のことで、社長の真意をお聞きしたくて来ました。」
「真意?俺の?」
「はい。 
 東條貿易の株をフロンティアが買収する場合、54億円の資金が
 必要です。それに東條貿易は800億円の負債も抱えています。
 わが社の負担総額は、854億円になります。
 どこにフロンティアの利益があるんですか?
 理由を教えて下さい。」
「何だと思う?鈴木島男。」
「・・・わかりません。」
「東條貿易の社長の東條栄一と俺の父親は、
 仕事仲間で、親友だった。
 父親も貿易会社を経営していたが、
 俺が11の時に事業に失敗して、倒産した・・・。」
「えっ・・・」驚く島男。
「その時、100人程いた従業員を引き受けてくれたのが、
 東條貿易だ・・・。
 企業は人で成り立っていると、東條社長は良く言っていた。
 まぁその後、父親は死んだが、
 いつか東條貿易から受けた恩を返して欲しいと言っていた。
 ・・・まぁそれじゃあ理由になんないか?鈴木島男。」

島男は家に帰ると、高柳の事をまり子に話す。
「社長の家も、事業に失敗してお父さん亡くしているんだって。」
「へぇ〜、意外!うちと似てるね。」
「でさ、お父さんの恩人が今、倒産しかけてて、
 それを助けようとしているんだよ。何の見返りもなく・・。
 世の中、金だって言ってた、あの高柳社長がだよ?
 あんな社長、初めて見たよ・・・。」
「そりゃ〜、高柳徹だって人の子だもん。・・でしょ?」
「・・・そうなんだよなぁ。」思わず納得する島男。
「いいじゃん!情けは人の為ならず。」
「うん・・あぁ!」島男は笑う・・。
その後、島男はM&Aの勉強を始めるのだった・・・。
『情けは人の為ならず』・・これは島男達の今までの生き方ですよね。まり子は、高柳も人の子と言っていたけれど、あんなに冷酷な人間が、そう簡単に変わるものなのかな・・・。(-_-;

売店の新聞置き場に並べられる、日刊ワイド。
見出しには『高柳迷走』という文字が載っていた・・・。
「見て!抜かれたわ。」
七海が持ってきた新聞を見つめる島男。
「神谷さん。
 又酔っ払って、リオハでしゃべったんじゃないですか?」
と宮沢は言う。
「んな訳ねぇだろうが。何だ?鈴木。」
島男の手に持つ新聞を覗き込む神谷。
「まずいなぁ・・・。」神谷はつぶやく。 

「どうします?」七海が高柳に問いかける。
すると、電話が一斉に鳴り響き、社員はその対応に追われる。
そんな光景を目にし、「会見を開こう。」と高柳が七海にそう答える・・・。

記者会見で高柳は記者達に、今回の買収内容を発表する。
「私ども、フロンティアは、東條貿易の全株式300万株の取得、
 弊社に対する、財産者割当増資、
 300万株の引き受けを、提携いたしました。
 一株あたりの価格は900円。
 取得金額合計は、54億円。融資負債800億円を含め
 弊社の負担額は、854億円となりますが、
 全額自己資金で賄う予定であります。
 フロンティアは、この買収によって、
 より強力なアライアンスを実勢し、躍進していきたいと
 思っております。」
「故意に企業価値を落としていませんか?」と記者は質問する。
「それはありません。」と答える高柳。
「ではなぜ、資本価値のない会社に投資して、
 子会社化するんですか?」質問は続く・・・
「戦略上のことですので、お答えできません。」
親父さんのことなんじゃないんですか?
その声に場は静まり返る・・・。
質問をしてきたのは、日刊ワイドの記者だ。
「なんか、隠してるんじゃないんすか?
 親父さんがやっていた、貿易会社、ありましたよね?
 それと何か、関係があるんじゃないですか?」記者は続ける。

「会見は、以上とさせていただきます。」
七海が会見を打ち切る。
高柳に詰め寄る記者達を、「以上で終了です!!」と声を上げ、
神谷や島男たちは必死に記者達を押さえる。

TVのニュースでは、フロンティア株が3日連続で暴落していると伝えている・・・。
そのニュースを聞き、ニヤリと笑う森村。

フロンティアでは宮沢達が、騒いでいた。。
「今日も下げ止まりませんよ。」
「昨日からさらに3千円。あの会見から1万円下げだ。
 会社の価値が、一晩で1千億下がったってことだ。」
急激な自社株の暴落に、社員達は呆然とする・・・。

社長室では神谷が高柳に詰め寄る。
「社長!社員たちも動揺しています・・。
 納得のいく説明をして下さい。」

「質問を受け付ける。」高柳が社員達に向かって言う。
「この・・・買収によって、いくら儲かるんでしょうか?」
ゼロだ。」高柳は平然と答える。
「マイナスですよ・・。」と小声でつぶやく宮沢。
「この株の下落は、俺が独断で行おうとしている。
 友好的買収が発端となっていることは、重々承知している。」
「このまま株が下落を続けたら、株主に訴訟をおこされます!」
「株価はじきに回復する。これは全て、
 フロンティアの一時的なネガティブ・キャンペーンなんだ。
 長くは続かない。俺が保障する!他に質問は?」
「社長と東條社長が、以前からの知り合いというのは
 本当ですか?」と七海は質問をする。
「・・・本当だ
 父親が世話になった。
 その恩人である、東條社長の会社が倒産しかけてる。
 それに社長自身病気で、あまり長くはないらしい。
 俺は、東條社長を助けたい。」
「社長は、会社の利益よりも恩返しを取ったということですか?」と神谷は聞く。
「そう取ってもらって構わん。」
高柳の言葉にため息をつく社員達・・・。
「では、プレスへもそのように対応してよろしいでしょうか?」
と裕美は告げる。
「そうしてくれ。」と高柳は答える。
「質問がなければ失礼する。
 これから東條貿易へ出向く予定なんだ。」

高柳は島男を連れて、東條貿易に向かうのだった・・・。
車が二人の前に止まる。助手席に座ろうとする島男に、
「お前はそこじゃない。俺の横に座れ。
 今日お前は、俺のカバン持ちじゃない。
 お前はフロンティアの代表として、
 俺と一緒にビジネスに行くんだ・・・。」
島男はこれから行われる仕事の重さに、気持ちを引き締めるのでした・・・。

オフィスで、香織と七海が話をしている・・・。
「私、社長が東條貿易を救うって決断してくれて、
 嬉しいんです。」と香織は笑顔で話す。
「そうね。」と七海が答える。
「あのお屋敷は高柳社長のご自宅だったんですよね。
 どうして手放すことになったんですか?」
「さぁ・・。社長のお父様は、誰かに騙されて
 借金を背負うことになった
って、聞いてるけど・・・。」
「騙されて・・・」
「純粋で情に厚い人だったらしいわ。
 島男くんに似てるのかもね。」と七海。
「その後、お父様は?」
「苦しい生活が続いて、ご病気になられて・・・
 惨めに死んでいったって、社長が言ってたわ。」
「そうですか・・・。」
う〜ん、なんだか七海の言葉が気になりますねぇ・・・。
「誰かに騙されて借金を背負うことになった」とは、誰に騙されたんでしょう・・・。
島男に似ていたという高柳の父親・・・。子供の頃、苦しい思いをしたことから、情に厚い父親のような島男を嫌っている!?
情に厚くても、騙されたらお終いだと考えるようになったのかな・・・・。(-_-;

東條貿易では、買収を反対する役員達に、東條社長・高柳・島男らが、今回の買収を納得してもらおうと説明をする。
「我々組合としては、断固反対です!
 ITとかいう訳のわからない仕事してる会社に、
 我々従業員の運命を任せる事は出来ない!」
フロンティアの記事が載った雑誌を叩き付けて社員が言う。
そこには、━高柳社長に見込まれた企業の運命は2つしかない。
 買収か、消滅か
。━の文字が・・・。
「私が行おうとしてるのは、この記事にある2つに一つのうちの
 買収。しかも友好的買収です。」と説明する高柳。
「私からもお願いする。
 私は、高柳君をこんな小さい頃から知っている。
 彼は人を騙すような人間ではない。
 どうか、彼を信用してほしい。」と東條社長も説明する。
「私は信用出来ません。何か証拠を見せて下さい!」
「証拠・・・。」高柳と東條は困り果てる。
「出せないなら話し合いは終わりだ!」社員達が席を立つ。
すると、島男は立ち上がり、
「待ってください。。証拠ならあります」と声を上げる。
「通常フロンテイアが、買収により見込む利益は、
 等価格の2割です。
 今回のような、800億規模のリールなら、
 最低でも100億円は、欲しいところです。
 この案件で見込める利益が、いくらだと思いますか?
 東條貿易をM&Aの対象として考える企業は、他にないでしょう。
 失礼ですが、今の東條貿易は、買収の対象として
 魅力的な企業だとは、言えません。
 しかしフロンティアは、利益を除外視して買収を行おうと
 しています。
 なぜならそれは、自分のお父さんが27年前に受けた恩を、
 そのままお返したいという、高柳社長の純粋な思いだからです。
 東條貿易従業員200名、誰一人路頭に迷わせたくないという、
 高柳社長の願いだからです。」
島男はパソコンのデータを社員に見せる。
「フロンティアの株価です。
 この買収の話が世間で発表になってからの5日間、
 フロンティアの株は9万4千円から8万円まで、
 急激に下がっています。
 今現在も下がり続けているでしょう・・・。
 それでも、高柳社長は、この友好的買収から
 手を引こうとしていないんです。
 みなさんからばかりでなく、フロンティアの社員たちからも
 不満の声が上がっています・・・。
 それでも社長は、自分の父親が受けた恩を返そうとしているん
 です
。信じてください。お願いします・・・。」
島男は高柳の心情を力説し、頭を下げるのだった。
高柳も立ち上がり、島男と一緒に頭を下げる・・・。

買収は無事締結する・・・。
「ありがとうございました。」高柳が頭を下げる。
「例を言うのは私のほうだ。
 正直言って、君がここまでしてくれるとは思わなかった。
 君を見ていると、君のお父さんを思い出す。
 本当にありがとう。」東條も深く頭を下げるのだった。

『リオハ』で祝杯をあげる島男と香織。
「僕、今回初めて、高柳社長の気持ちがわかった気がするんです。
 何かそれがとっても嬉しいんですよ。」
香織は島男の言葉を聞き、微笑むのだった。
その時、島男の携帯が鳴る。
「はい・・・。」電話に出た島男の顔は曇る・・・。

東條社長の病室に、高柳と島男はいる。
酸素マスクを外し、息も絶え絶えの東條は話す。
「徹くん。東條貿易を・・・頼む。」
「安心してください。」
高柳は東條に声をかけるのだった。

高柳のデスクの電話が鳴る。
「はい・・・。
 そうですか、ご愁傷様です・・・。
 ご冥福をお祈りすると、ご遺族にお伝えください。」
そう言い受話器を置く高柳。
すぐさま誰かに電話をかける高柳。
そこへ七海が入って来た。高柳はそのまま電話を続ける。
「高柳だ。
 東條栄一が死んだ。
 そう。東條貿易は予定通り君の物だ。ああ!よろしく頼む。」
明るい声でそう伝える高柳。
「・・・ということだ。」電話を切った高柳は七海に声をかける。
「売ったのね・・・。
 どうして?あなたあの時、私達に・・・」
「ユナイテッド・インストルメンツという半導体会社がある。
 東條貿易は、ラオスに採掘権を持っていたが、
 事業の縮小後、放置されていた・・・。
 最近ラオスで、半導体に必要なレアメダルが発見されたんだ。
 東條貿易はそのことに未だに気付いてない。
 ユナイテッド・インストルメンツは、
 その採掘権が欲しかったのさ。」
「いつから考えてたの?」
「東條社長と最初に会った時だ。
 取引先を聞いた時に、ピ〜ンときたよ。」
「どうして恩返しだなんて、社員にまで嘘ついたの?」
東條貿易の価値に一人でも気づかれたら困るだろう?
 また神谷にでも漏らされたら、たまったもんじゃない。
 東條貿易を手に入れる前に、採掘権のことが外部に知れたら、
 買値が跳ねあがる。余計な出費だ・・・。」
「島男君なんかそれを聞いたら大変よ。
 すごい高柳ファンになっちゃっているから。
 あなたがいい人になったと思って・・・。」
「馬鹿馬鹿しい。そんなことがある筈ないだろう?
 お前が一番良く知っているはずだ。」
やっぱり高柳の考えには、裏がありましたねぇ・・・。(-_-;
いくらなんでもすごい大芝居を打ったものです。
高柳の父親を騙したのは、やっぱり東條!?これは復讐!?
それとも、単に利益だけ考えての芝居!?

何も知らない島男が出社してくる。
「鈴木、東條貿易が、買値の3倍の
 162億円で転売されたぞ!!」
神谷が声をかける。
「東條社長が亡くなって、即決だよ・・。」と宮沢も言う。
「どういうことですか?」驚く島男。
「何だよ。お前、知らされてなかったのか?」と神谷が言う。

社長室に駆け込む島男。
「社長!」
「ノックして入ってくれ。」
「社長。東條貿易を売ったと聞きました。どういうことですか?」
「東條社長が死んだのは知ってるな。
 通夜は明日だ。俺は行けないから。
 花と香典を出しておいてくれ。」
「東條貿易を救うんじゃなかったんですか?
 従業員達は?200人の従業員はどうなったんですか?」
「さぁ〜。それは転売先の都合によるな。
 先方は採掘権が欲しかっただけだから、・・・リストラかな?」
高柳の言葉に、唖然とする島男・・・。
「お父さんの遺言は?
 これが東條貿易への恩返しですか?」
「そんなことは、最初から考えちゃいない。」
「だってあなたの父親が受けた恩でしょ?」
「父親?
 俺は父親を認めちゃいない。
 あの男は、ただの負け犬だ
 父親も東條も、自分の会社を平気で潰す、
 能力のない経営者だ・・・。」
「平気な訳ないじゃないですか!
 自分の会社が潰れて平気な人間なんていませんよ!!」
「そうだったな。お前もその、能力のない経営者の一人だったな。
 鈴木島男。」
「あなたは託されたんですよ?
 東條社長から、東條貿易と従業員達を。
 あの死んでいく人が、あなたに託したんですよ?
 あなたは、死んでいくとき嘘をついたんですか!」叫ぶ島男。
「幸せに死ねて、良かったじゃないか。」
「・・・あなた、人間じゃない!」
「人になんと思われても、俺は構わない・・・。」
高柳はそう言い捨てると、部屋を出て行く。
島男は、ただ呆然と立ち尽くすのだった・・・。

『リオハ』に島男と七海がやってくる・・・。
「僕は本当にあの人のことがわからなくなりました。」
守子が七海に合図を送る。カウンターの向こう側には、あの記者の山本がいた。
「何か?」と七海は山本に声をかける。
「いやぁ・・・。
 親父さんの過去を探れば、何か面白い話しが出てくるかなと
 思ったけど、結局、いつものパターンになっちゃいましたねぇ。
 まぁ、ちょくちょく顔、出させてもらいますよ。」
そう言い、店を出る山本。

新聞には、
フロンティア 株価急上昇
 9万6千円台値上がり率トップに 高柳のM&A戦略的中

と載っていた。

香織は高柳に訴える・・・。
「社長・・。最初から転売のために動いてたんですか?
 私達に嘘ついたんですか?
 転売してほしくありませんでした・・・。」
黙って下を向く高柳・・・。
「余計なこといいました。」香織が謝る。
「だって・・、僕らの会社は、こうやって金儲けをしてるんだよ。
 そうしなければ、大切な社員の給料が払えなくなっちゃうだろ。
 君の給料もね。じゃ、お疲れ。」そう話して、部屋を出る高柳。
「お疲れさまでした。」

島男はビールを呷りながら七海に話し続けている・・・。
「あの人は鬼です。
 いくら口約束でも、あの病室でどうしてあんなことが
 言えるんだろう・・・。人としておかしいですよ。
 あいつは人間じゃありません。」島男が七海に言う。
「でも、ちょっと手が込みすぎてると思わない?
 普段の高柳なら、買収したその足で売りに行くはずよ?」
「東條社長を油断させる為の手だったんじゃないですか?」
「あなたには悪いけど、この仕事は、神谷さんが担当しても
 おかしくない物件だったわ。それを何であなたに?
 高柳は・・・迷ってたんじゃないかしら。」

七海が言う通り、少しは迷いがあったのかな・・・。
島男に任せたのは、人の心を動かすのが得意だったからという理由だけかもしれない。なんとしてでもこの買収を締結させる為に、
社員の心をうまく掴む為には、島男の純粋な心を利用したのかも・・・。
でも、少しは自分の父親の遺言でもある東條への恩返しを実行する気持ちがあったのかもしれない・・・。
でも、ここで自分のポリシーを曲げてしまっては、ダメだと思い直し、買収を決意しちゃったのかな・・・。
それとも、嘘でもほんのひと時東條を安心させて、送りたかったのかな・・・。

今回、高柳は冒頭から、終始浮かない顔をしていました・・・。
あれは、高柳の心の迷いだったのかもしれませんね。

今回森村の復讐は失敗に終わりました。
彼はまだまだ何か仕掛けてくるかもしれませんね。
東條の会社の社員達にも、相当な怨みを買ってしまっただろうし・・・。
大きな利益と引き換えに、高柳は多くの人々の怨みを買っている・・・。
今後、高柳の身辺がとても気になるミウミウです。(-_-;

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受信: 2005.05.22 03:32

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