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2005.05.08

「恋に落ちたら〜僕の成功の秘密〜」第4回

sto04-2_main フロンティアの受付に男達が殺到する。
「高柳社長に会わせてくれ!」
「早く社長を出せ!」「早くしろ!」
男達は口々に怒鳴る・・・受付に現れたのは、かつて、高柳と共にITで日本経済を変えようと約束した同志、森村誠二(入江雅人)らだった。森村の会社を、高柳が突然、買収したのだ。

「森村さんが、役員を引き連れて受付にきてる。」
七海は高柳に受付の様子を告げに来る。
「森村君だけ通してくれ。2分だけ話そう。」と言う高柳。
社長室にいた島男が席を外そうとすると、
「おいおい、お前はここにいろ。
 この仕事をやってもらうことになる。」
高柳が時計をセットすると、森村がやって来た・・・。

「高柳君、どういうことだ。君と僕は同志だろう。
 ITで日本経済を変えていこうと約束した仲じゃないか。」
「そうでしたねぇ〜。」
愛想笑をしながら、PCで何かをしながら話す高柳・・・。
「それなのに、僕の会社を乗っ取るっていうのは、どうかなぁ。
 少しばかりドライすぎやしないかい。
 意地悪しないでくれ。ようやくネットで最新音楽を配信する
 インフラが整ったところなんだ。
 いくつものレコード会社を潰したし、吸収もした。
 いろんな奴に憎まれながら、ここまでやってきたんだ。
 ここで買収なんかされたら、これまでの俺の苦労は、
 一体何だったんだ!」
「その点は大変高く評価しているよ、森村君。
 だからこそ君の会社を買うんだ。わかるか?
 このM&Aは、君の仕事に対する、
 僕からの最大の賛辞なんだよ。」
「馬鹿な!!」
時計のアラームが部屋に鳴り響く。
「気付くのが少しだけ遅かったね。
 君の会社は今から、うちの子会社になった。」
高柳はPCの画面を森村に見せる。そこには、会社が買収されたことを示すデータが・・・。
「お引取り願いましょうか。」
「貴様っ!!」
高柳に掴みかかる大森。警備員達が森村を取り押さえる。
「高柳ーっ!お前ぶっ殺してやるからなー!
 お前も!お前も親父のように死んじまえーっ!!
 絶対許さねーからな!高柳ーっ!今に見てろよぉー!!」
警備員に連れ去られながら森村は叫ぶのだった・・・。
お前の父親のように死んじまえ・・・とは、高柳の父親も人に恨みを買うような仕事をしてきて、殺されたっていうことなのなかな?
怨まれるような仕事って嫌ですよね。やっぱり高柳は危ないですよねぇ・・・。(-_-;
それに、やっぱり
2分なんですねぇ・・・。
笑顔で断ち切るこの怖さ!笑顔で賛辞の買収なんて、高柳とはおいそれと手を組めないですよね。

「さぁて、鈴木島男。
 今森村から買い取ったレコード会社を、新会社として立ち上げる。
 その設立イベントに、クラッシック界の貴公子、
 ミケーレ・アンドリーニ(ニノ ジオバンニ)を呼ぶことにした。
 このイベントを成功させ、我々との専属契約にサインさせることが
 今回のお前の仕事だ。」
「はい。」
しかし、島男は森村の事が気になり、浮かない顔をしている・・・。

新会社『フロンティア フォニック』設立の記者会見を神谷が行う。
「我々の契約アーティストは、今後一切CDを発売しません
 従来の、レコード店での販売も一切行いません。
 全ての曲は、データのダウンロードによってのみ販売する形
 なります。2万曲からスタートし、年内には8万曲にまで
 増やす予定です・・・。」
私も最近CDを買わず、音楽はもっぱらダウンロードに走ってるな・・・。だって安いんだもの(^-^; こういった会社は、私にとっては嬉しい話だったりして(笑)

会見後高柳は、ミケーレを迎えに行く。ミケーレと彼の日本でのマネージャー、武本(田口浩正)を伴って、高柳は高級料亭へ・・・。そこで高柳は、島男と香織を紹介。しかし、ミケーレに笑顔はない。島男がトイレに行くと、廊下で七海と会う。ミケーレとの契約は苦労しそうだと七海と島男が話していると、座敷が騒がしくなる。なんと、料理の途中でミケーレが席を立ち、帰ってしまったのだ。

家に帰った島男は、まり子と龍太にミケーレのことを話す。
翌日から、島男はまり子と龍太のアドバイスで手を変え品を変え、ミケーレを接待するが、どれも気に入ってもらえない・・・。

「明日ミラノに帰るって言っています。」
どうにもならず、会社にいる神谷に連絡する島男。
「冗談じゃない!最低でも専属契約にサイン貰うまで
 いて貰わないと困るんだよ!
 あと2日、何とか機嫌を取り続けろ!」怒鳴る神谷・・・。

ホームシックかと龍太は言う。
「本当は田舎の方が好きなのかも?
 ミケーレって、すごい田舎の方の出身らしいよ。」
と、まり子はミケーレの紹介されている雑誌を見せる。
「田舎ったって、そんな遠くに連れていく時間ないんだろ?」
「あっ、いい所がある!」と島男は閃くのでした。

島男がミケーレを案内した場所は、ビルの屋上庭園
「こちらで日本の自然が体験出来るんです。」
島男が指差すと、農作業の扮装のまり子と龍太が
「ボンジョ〜ルノ〜」と声をかける。
しかし、「帰る!」と叫び帰ってしまうミケーレ・・・。

ある日、まり子は男と公園を歩いていた・・・。
「別れよう。」
まり子は何も言わない・・・。
「冷静なんだね。」
「取り乱した方がいいですか?」
「恋愛って、もっと直接的で、感情的で、衝動的な物だからね。」
「すみません。」まり子は笑って答える。。
「じゃ、これでさよならだ。」
男が去ってゆくのを、黙って見ているまり子。
「危ない!」と突然声がかかる。
まり子は声のする方を振り返ると、サッカーボールが飛んできた!
避けようとすると、まり子は階段を踏み外し落ちてしまう・・・。
あまりにあっさりした別れ方なので、私も驚いた。
相手に対して気持ちがあまり残っていなかったのかな・・・。

その頃、島男はミケーレとフロンティアとの契約会場にいた。
「ではフロンティア フォニックと、ミケーレ・アンドリーニ氏の
 専属契約について、契約内容の確認と締結をいたします。
 お手元にある契約書をご覧下さい。」
島男は契約内容の説明を始める・・・。
その時、島男の携帯電話に龍太から連絡が入る。
転落事故で、まり子が病院に運ばれたと言う・・・。
知らせを聞いた島男は、高柳の制止も聞かずに契約会場から飛び出し、病院へ向かうのだった。
島男、あまりに酷すぎ!!いくら大切な妹の一大事だとしても、病院に容態を確認してからにしてよぉー!と思った。
だって、契約の責任者なんですから・・・・(-_-;

島男が病院に着くと、まり子は階段から落ちて肋骨にひびが入っただけだった。ホッとした島男は経営事業部に戻るが、社内は神谷だけ・・・。
「すみませんでした。あの、契約の方は・・・。」
島男は神谷に声をかける。
「出来なかった。それどころかコンサートはキャンセルだ。
 当たり前だろ。担当責任者が契約の途中にいなくなったんだぞ。
 フロンティアの信用が丸つぶれだ。
 不機嫌なマエストロはお前が出て行った直後に帰っていったよ。
 会見を開いて、中止を発表する。
 お前に出来ることは、もう何もない。」
そう冷たく言うと、神谷は出てゆくのだった・・・。

バー『リオハ』で、うつむきながら酒を飲む島男・・・。
「私、下向いてお酒を飲む男って、嫌い。はい、サービス。」
そう言って、守子は一皿差し出すのだった。
警備会社の上司だった豊田は島男に声をかける。
「島男!だから言わんこっちゃないんだ、島男。
 お前はさぁ、ああいうさぁ、ハイソな世界は向いていないんだよ。
 早くすっぱり諦めて、こっちに戻ってこい!」
「私、人の弱みに付け込む男も嫌い。はい、サービス。」と守子。

「すねて落ち込んでいるわけ?」七海は島男に声をかける。
「聞いたわよ。妹さんのお見舞いに行って
 契約すっぽかしたんだって?
 そういう所が、高柳との違いかなぁ〜。」
島男は黙っている・・・。
「昔、ある人が肺炎になったの。
 彼にとって近しい人だったの。
 その人が生死の境をさまよっていたときも、
 彼は姿を現さなかった。
 治ってから、どうしてお見舞いに来てくれなかったの?
 って問い詰めたの、彼、何て言ったと思う?」
「さぁ・・・」
「彼、こう言ったの。
 死ぬ運命ならもう用はないし、
 生還するヤツは俺が行かなくても生還するだろうって

 あの人は、どんな時でもビジネスを優先する
 たとえ自分の女が死にかけても、見舞いには来ないわ。
 その時間に新しいビジネスを考えているのよ。
 それが高柳の住んでいる世界
 そしてあなたは、反対側に住んでいる。」
「どうしてそう言い切れるんですか?」
「死にかけた女っていうのが、私だから。」
七海を見つめる島男・・・。
そして、勘定を済ませ、店を出ようとする島男。
「どこへ行くの?」七海が尋ねる。
「ミケーレに謝ってきます。」
「やめなさい。辞退を悪化させるだけよ。
 それに今、高柳が行っているわ。」

その頃高柳は、ホテルで武本と会っていた。契約金のアップで、ミケーレとの再交渉を求める高柳に、武本はある手段を提案する。ミケーレに一晩、香織を寄越して欲しいと言うのだった・・・。

ロビーで高柳を待っていた、香織と裕美。
「ミケーレのご機嫌はいかがでした?考え直してくれそうですか?」
「会ってはくれなかった。まぁ当然だな。
 だが条件次第では、考え直してくれるそうだ。」
「本当ですか?」
「白川。君の明日の夜のスケジュールは?」
「フェザー音楽出版の社長との会食が入っています。
 私も同席するように言われています。」
「それは藤井でいい。君には行ってもらいたい所がある。
 明日、夜8時にミケーレの部屋に行って一緒に食事をしてくれ。
 それで、鈴木島男の件は、水に流してくれるそうだ。」
「食事?部屋で?」
「そっ。」
「食事だけですね。」
「そこから先は、大人同士なんだし、なるようになるさ。
 だがそれも、ビジネスのうちだということを忘れるな
 まぁ、光栄なことじゃないか。
 お前の一晩は、数億円の価値があるってことだ。
 株で言ったら、迷わず売りだ。」
「行きません。」
「なんだって?」
「行きません。行きたくないって言ったんです。」
高柳は香織を見つめ、そして言う。
「そうか。残念だ。」
自分の彼女を、お金の為なら差し出すんですか!(; ̄□ ̄A
ほんと人の気持ちを考えない人ですねぇ・・・。
「一晩で数億円の価値がある。迷わず売りだ」なんて、酷すぎる!
香織をモノのように扱うなんて・・・・。最低な男です!!

翌日、会社で神谷に責められる島男。
「よく平気な顔して出社してこれたな。
 お前は、会社に莫大な損害を与えたんだぞ。およそ30億だ。
 お前どうするつもりだ?
 どうやってこの穴を埋めるんだ?」
「お願いします。もう一度チャンスをください。
 ミケーレに会わせてください。
 直接謝りたいんです。お願いします。」島男は頭を下げて頼む。
「ちょっと社長の覚えがいいからって、その気になって
 挙句の果てはこれだ・・・。 
 お前、前の仕事に戻った方がいいんじゃないか、成り上がり君。」
と嫌味を言い、立ち去る神谷・・・。
そんな二人の様子を心配そうに見ていた香織は、頭を上げた島男と目が合う・・・。

「今度の件は本当に僕のせいなんです。
 高柳さんだったら絶対にこんなバカなミスはしません。 
 全部僕の失敗なんです。
 もう一度、ミケーレに会いたいんです。
 何か、何か方法はないでしょうか?」島男は香織にそう尋ねる。
「あなた、本気?本当にこの仕事手に入れたい?
 成功して、社長のようになって・・・お金持ちになりたい?」
「もちろんですよ。僕はそのために高柳さんに、
 この会社に入れてくれてお願いしたんですから。」

島男の言葉を聞き、香織は決心をし、自分が何とかすると島男に告げるのでした。そして、香織はミケーレの元に行くと高柳に話しをするのでした。

バー『リオハ』には、テーブルに突っ伏して眠る島男の姿があった。
裕美がやって来て、島男に声をかける。
「いいわよね。当事者はこんな所でのんびりしてられて。
 香織、今、何してるか知ってる?」
「いえ。今回の件、何とかしてくれるって言ってましたけど。」
「どうすると思うの?」
「僕には検討もつきません。」
「香織は今、ミケーレのホテルにいるわ。」
言ってることの意味がわからない島男。
「にぶいのね!
 女が使う武器なんて、一つしかないに決まっているじゃない。」
島男は、やっと裕美の言葉の意味が解る。
「まさか香織さん・・・!社長に話してきます。」そんな島男に裕美は言う、
「社長も知っているわ。社長が命じたのよ。」
それを聞き愕然とする島男。そして店を飛び出していくのでした。

香織は、ミケーレの部屋に行くのだが、応対した武本に今夜のことは忘れて欲しいと言われる。武本は、ミケーレが恋に悩んでいて仕事に身が入らないことを知ったのだ。くだらない事でと武本が謝ると、香織はミケーレをもとめて奥の部屋へ。香織は、両親に反対されたから、恋人をあきらめるのかとミケーレに迫る。
そこに、島男が飛び込んできた。「香織さん!大丈夫ですか?」
島男が何に怒っているのかさっぱりわからないミケーレが
二人に手を伸ばすと、島男はその手を払いのける、
「香織さんに触るな〜! 
 断れないことをいいことに、無理やり香織さんを!
 人間にはなっ、絶対にしてはいけないことがあるんだよ!
 この、タコ野郎!!」
事情を理解していない島男は、ミケーレを殴ってしまうのだった・・・。
ミケーレはその場に倒れこむ。慌ててミケーレに駆け寄る武本。
「なにやってんだこの野郎ー!コンサートは中止だ、中止!!」
「中止で結構だよ!こっちからお断りだ!!
 行こう、香織さん。」
島男は香織の手をとり、ドンドン歩き出す・・・。

ホテルを出たところで二人は立ち止まる。
「大丈夫ですか?間に合ってよかった。
 でも香織さんも香織さんですよ、こんなことするなんて。
 ほんと、もう少しで危険なところでした。」
島男はヒーロー気取り。
「あなたね!何てことしてくれたの?
 誤解なのよ。
 彼は、私をどうこうしようとした訳じゃないの。
 話をしていただけなの!!馬鹿ね、余計な事をして・・・。」
「嘘・・・」青ざめる島男・・・。
「もう最悪!これでコンサートは完璧に中止。契約もおしまい!」
「僕はてっきり香織さんが・・」
「どうしてこんな馬鹿なことしたの?何聞いて勘違いしたの?」
「え・・あの・・・
 気が付いたら、ここに来てて、
 あの・・気が付いたら、殴ってて、
 すみません。よく覚えていなくて・・・。
 俺・・・またやっちゃいました。」
「ええ。取り返しの付かないことをね。」
そう言いながらも、島男に背を向けた香織の顔は、
怒ってはいなかった・・・。
香織の顔を見ていない島男は、がっくりと肩を落として、香織の背中を見つめるのだった・・・。

記者会見場では、神谷が記者達に説明をしていました。
「ミケーレ・アンドリーニ氏の体調不良の為、
 残念ながらコンサートは急きょ取りやめとなりました。」

社長室には島男と香織が呼ばれ、昨晩のことを報告するのでした。
「・・・それで、手を取り合って逃げてきた。」と高柳。
「僕の責任は、僕が取るべきです。
 香織さんが負うものではありません。」と島男。
「妹のために、大事な契約を反故にする。
 美しい友情の為に、取引相手をぶん殴る。
 自分の過ちを、自分で償う。
 うん・・・。どれも素晴らしい正義だ。うん。
 金額にして30億。 
 さらに、コンサートの中止で生じる、
 フロンティア フォニックのマイナスイメージ。
 これは金額に換算出来ないほどのダメージだ。
 この責任をどう負うのか、具体的に掲示してみろ。
 正義じゃ飯は食えないんだよ。鈴木島男っ!!」

そこへ、ミケーレのマネージャーから電話が入る。
島男に会いたいと言うものだった・・・。
「損害賠償の件かもしれません。
 鈴木、絶対にイエスともノーとも言うなよ。」と神谷は言う。

ミケーレは島男に尋ねる。
「単刀直入に聞こう。君は何で僕を殴った?」
「すみませんでした。」島男はそう言い、深く頭を下げる。
「香織といったっけ。彼女を守りにきたんじゃないのか?」
「本当に、すみませんでした。
 もう、自分でも何をしたかわかっていないんです。
 すみませんでした。」
ミケーレは島男の前に立ち、そして言う。
「彼女を愛してる。そうなんだろう?」
島男はただじっとミケーレの目を見つめる。
ミケーレは、机の上の電話を取り、1本の電話をかける。
「今からアポロニアに電話するんだ。
 香織が教えてくれたんだ。僕はこんな単純なことも忘れていた。」
電話が繋がるまでの間、ミケーレは島男にそう言う。
「アポロニア、愛してる。結婚してくれ。
 何も心配することはない。 
 両親は僕が説得する。
 もし説得できなくても僕の愛は変わらない。
 二人で暮らそう。
 僕は自分で創り上げた幻想に悩んでいた。
 問題なんて始から何もなかったんだ

 愛してるよ。アポロニア。心から。」
電話を切ったあと、島男にすがすがしい笑顔を見せるミケーレ。
「上手くいったよ。
 気付かせてくれたのは君達だ。
 最初の予定通り、専属契約は結ばせてもらう。
 コンサートの件も、いろいろ心配かけて悪かった。
 歌わせてもらうよ。歌わせてもらうよ。」
「あ・・でも、会場はもうキャンセルしてしまいました。
 それに、チケットも全部払い戻してしまって・・・。
 あの、お気持ちは嬉しいんですが、
 今回はもう、無理だと思います・・・。」と断る島男。
「何を言っているんだ。場所はある。
 君が教えてくれたじゃないか。」ミケーレは微笑むのでした。

ミケーレの歌声とオーケストラの演奏が響き渡る・・・。
そこは、島男が以前連れて来た、ビルの屋上庭園だった。
ミケーレの歌声は、街を歩く人達の耳にも届き始める・・・。

社長室に飛び込んで来る裕美。
「社長!下を見て下さい!」
高柳がブラインドの隙間から下を見る。
そこには、オーケストラと共に歌を歌うミケーレの姿が・・・。
取材の電話を受ける高柳。
「もしもし。
 もちろん、最初からの計画通りですよ。
 サプライズ!
 これがフロンティア フォニックのテーマです。
 今回のこのサプライズによって、
 フロンティア フォニックが何であるのか、
 その一端をお見せ出来たと確信しております。
 はい、では・・・。」
電話を切ったあと、顔を歪める高柳・・・。

「なにそんなにいらついているの?」
七海が声をかける。しかし高柳は答えない・・・。
「良かったじゃない。
 マスコミも当初予定していたよりずっと多いし。
 サイトのアクセス数もうなぎ登りよ。
 知っているでしょう?
 メディアっていうのは仕切られたイベントより、
 今日のような突発的なハプニングの方が全然食いつきがいいのよ。
 コンサートよりずっと効果的なパブリシティーだわ。
 取材以来が殺到しているし、さすがフロンティアって評判よ!」
「そんなことはわかってる。
 だがこれは・・・ただの結果オーライだ。
 俺は、俺の完璧な計画を乱されるのが、
 何より気に食わないんだよ
。」
「あなたをいらつかせているのはそんなことじゃないわ。
 あなたは、ビジネスと人の心を天秤にかけ、
 ビジネスを選択する。
結果何も問題を起こさず、
 計算された通りのものを全て最短の早さで手に入れる。
 一方いつでも、迷わず人の心を選択する男がいる
 途中混沌を生み出すけど、そこから最上の結果を手に入れる。 
 彼はビジネスと心の両方を、同時に手にするのよ
 あなたをいらつかせているのは、アイランド。
 そして彼を恐れ始めている自分自身。・・そうでしょう?」
七海の言葉に何も言い返さない高柳・・・。
「賭けは私の勝ちかもね。」
七海はそう言い、部屋を出ていくのだった・・・。
「鈴木島男・・・」一人になった高柳は呟くのだった。

今回は、島男一人ではなく香織の助けもあって、契約を取ることが出来た。やはりお金ではなく、人の心を動かして・・・。
七海が言っている通り、高柳はビジネスと人の心の両方を手にして成功する島男を妬ましく思い始めている・・・。
そんな高柳は、徹底的に島男のやり方を否定するような仕事を見せ続けるんだろうな・・・。
そして、多くの人の怨みを買い、誰かに襲われたりして・・・。
島男の方法は、今回は香織の助けがあったから成功した訳だけれども、今回の話はいまいち面白くなかった・・・。
まぁ、これで香織との距離もぐぐっと近づいたとは思うけれどね。
なにせ身分違いの恋だって、自分の気持ち次第だという事をミケーレに見せられたことだし・・・。
香織も高柳に、仕事の為に簡単に利用させられるということがわかったのだから、高柳を想う気持ちは薄れ、自分の事を必死で考えてくれる島男に心は傾いたと思う・・・。
島男と香織の恋の話に持って行く為に用意された、仕事の話だったから、なんとなく私は見ていて盛り上らなかったのかしら?(@_@;
今回は、仕事を成功させる為のドキドキ感が、少ない回でした・・・。

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コメント

こんにちは。
僕は今回の内容で泣いちゃいました・・・。
妹の事故でミーティング責任者が退席するとか、
お客さんを確認もせずに殴っちゃうとか、
実際にはありえない話だけど、
その心意気に打たれちゃったんですよねえ。
まあ、話としてはそういった人が人を想う気持ちを
(極端に)デフォルメしたものだと受け止め、
その本意を汲み取ろうかな、と。
(結果としてビジネスがうまくいく、というのもありえないし。
それだったら、僕カノの方がまだリアリティがあったなあ。)

人を想う気持ちっていいですよね。
ほんと、この世の中では馬鹿の部類に入るのだろうけど、
それでも僕はそういう事が大切にしていきたいなあと思います。

投稿: ゆうき | 2005.05.08 23:22

ミウミウさん、こんにちは!
またドラマ「お金がない!」の話をしてしまいますが(笑)、
武本こと田口浩正さんも元エリート社員でした。
今回はその気品(?)が引き継がれた感じでしたね。
でもどっちかっていうと、
映画「Shall we ダンス?」での田口さんの方が、
印象強いかな?(ミウミウさんは見ました?)
一応ミケーレが、ハリウッド版主演の
リチャード・ギアさんとつながるし?

投稿: ads(あず) | 2005.05.08 23:59

ゆうきさん、こんばんわ(^-^)

確かに、あまりにありえな~い話がてんこ盛りでしたが(笑)でも、島男の人を想う気持ちは、すごいと思います・・・。
まず、人の気持ちを考えてそれから行動出来る人は素晴らしいと思います。
ただ、島男は不器用な人なので、1つの事を考えると周りが見えなくなってしまうのが、問題なのですよね(^-^;

もう少し回りを良く見て、一呼吸おいてから行動出来れば、最高な人物になりますよね(ο^ー')b


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

adsさん、こんばんわ(^-^)

うきゃあ!映画「Shall we ダンス?」にも田口さん出てましたっけ!?(汗)
この作品、1度TVで放送された時に見たはずなんですが、まったく覚えていないよぉ~(@_@;
(確認したら、いました!確かに!!)

でも、今回の田口さん、通訳の役で早口で大変そうでしたねぇ(^-^;
香織は通訳なしで話せる設定なのに、通訳してて各方面で、ツッコまれたりしてましたが(笑)
あと、エロ親父っぷりがぁ・・・・・・・・・・。

投稿: ミウミウ@管理人 | 2005.05.09 23:01

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受信: 2005.05.09 00:34

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