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2005.06.11

「anego〜アネゴ〜」第8回

anego0608-1 新幹線に飛び乗った奈央子は沢木と共に京都に向かった。
はしゃぐ奈央子・・・。
今日一日は、仕事の事は忘れようと、お互いに携帯の電源を切る。

とある神社の階段を歩きながら、奈央子はカメラ目線で話す。
「ある占い師がこんなことを
 言っています。
 男と女の間に偶然が一つ起こったら、
 それはただの偶然。
 偶然が2度重なったら、占い師の
 ところに相談に来る。
 そして偶然が3度重なったら
 もう占い師のところには、来ない・・・。
 なぜならそれはもう、運命だと確信するからだ。

 私はこう思うんです。
 もし本当にこの世に運命の人がいるならば、
 最初から目印を付けておいてくれればいいのに・・・。
 そしたら33歳の誕生日にあんな、ぶざまな自爆をしないで
 済んだのに。」

昨夜の事を思い出す奈央子。
 「黒沢くん・・・私と結婚してください。」
 「考える時間を、下・・さい。」
 「どれくらい?」
 「5年ぐらい・・かな。」

「・・・ダメだ。
 こういう時こそ、明日に希望を持たなくては!」

奈央子は訪れた神社で「凶」のおみくじを引いてしまい、黒沢への
自爆プロポーズを思い出し、落ち込み気味に。
そこへ沢木が現れる。
「どうしたんですか?え・・凶!」沢木は驚く。
「当たってます。昨日、人生で一番恥ずかしいことをしちゃって、
 思い出したくもないんですけどね・・・。
 沢木さんも運試しでどうですか?」と奈央子は勧める。
沢木がおみくじを引くと同じく結果は、「凶」。
いったいどうなっているのかと、奈央子は巫女に言う。
「こんなん、滅多にないですよ。
 二人で大吉をひくより、よっぽど確立が低いですから。」
と笑顔で答える巫女。
やっぱり、こんなことしてちゃいけないって
神様のお告げなのかしら・・・(^-^;

「せっかくの京都なのに、嫌な思いをさせてすみません。
 別の神社で再チャレンジしましょう。ね、行きましょう!」
と沢木は提案する。
しかし結果はまたしても「凶」!
「吉」が出るまでとことんやろうと言い出す沢木・・・。
そして最後に「小吉」が出て、喜ぶ二人。

その頃、絵里子は、夫の会社に電話をするが、会社でも沢木の行方
がわからない事を知るのだった。
携帯に連絡するも、携帯はつながらない・・・。

絵里子は東済商事に、奈央子の誕生日プレゼントを届けにいく。
そこで黒沢と真名美に会い、奈央子が京都に行っている事を知る。

黒沢とランチを一緒に取りながら絵里子は言う。
「奈央子さんは、主人と一緒に京都に行ったような
 気がするんです・・・。
 妻の勘ですけど、きっとそうです。」
「はぁ!?それはないですよ・・・。」と驚く黒沢。
「主人に、女の人がいるのは、わかっていました。
 私は、奈央子さんを信じて相談していたのに。
 藪をついて、蛇出してしまいました。」
「蛇って、奈央子さんのことですか?」
「先週、主人から離婚届が送られてきたんです。
 それも今思えば、奈央子さんが原因じゃないのかなって・・。」
何を言い出すんだ絵里子!(; ̄□ ̄A
離婚届を書いたのは自分じゃない!!
う〜ん、今はそんな妄想に入ってるのか・・・。

沢木は穴の開いた大きな碑の前で説明する。
「これはね、縁切り縁結びの碑といって、
 表から裏に抜けて、悪い縁を切り、
 裏から表に戻って、良縁を結ぶ、と言うんです。」
それを聞いて、早速挑戦する奈央子。
しかし裏表を間違えて入りそうになる。。。。(o_ _)oコケッ⌒☆
「危ないところだったぁ〜!良縁を絶って、
 悪縁を結ぶところでしたよ。」
改めて、表から碑を潜る・・・。
沢木はそんな奈央子を笑顔で見つめるている・・・。

一方黒沢は、絵里子の話に動揺し、奈央子の席を見つめている。
そこへ阪口部長がやって来て、明日の緊急会議の資料作成の為に
どうしても奈央子が必要だと言い、黒沢に連絡を取るよう命じる。

黒沢は何度も奈央子に連絡を試みるが、やはり連絡は取れない・・
「やっぱり男?」真名美や加奈は噂する・・・。
その夜、奈央子達は、沢木の初恋の芸妓に会うのだった。
その帰り道、奈央子の側を車が走りぬけ、思わず沢木は奈央子の
体を引き寄せた。顔を見上げると、二人の顔は大接近!!
じっとお互いを見つめ合う二人・・・。
ふと、我に返った奈央子は慌てて離れ、終電にまだ間に合う会うか
らと一人帰るのだった。
「また連絡します。メールは名刺のアドレスでいいんですね。」
別れ際に、沢木にそう言われる奈央子。

結局最終に乗り遅れてしまい、ビジネスホテルで一泊することにし
た奈央子。
「不倫はダメ。絶対に、ダメ!
 でもなぁ・・・。ドキドキしたなぁ・・・。」
ニヤけた自分の顔を叩き、気持ちを引き締める奈央子。
「ダメダメ!
 絵里子さんを裏切るようなことは、しちゃダメ!!」
もう綱渡り状態ですよね・・・。
必死にブレーキかけてるけど、あぶなっかしいです(-_-;

翌日、お土産を買うためにとある店に入る奈央子。
そこで、素敵なグラスを見かける・・・。
奈央子は、帰りに新幹線の中で、黒沢からの伝言を聞く。
そこで、部長からの急な仕事が発生した事を知り、そのまま会社に
出社する奈央子。
テキパキと仕事をこなし、ホッとしていると、
そんな奈央子を黒沢が見つめ、呟く。
「実は魔性の女だったりして・・・。」

奈央子は給湯室で一人でいると、早希が声をかけて来た。
「まだ仕事が残っていたら、手伝わせてもらえませんか?」
奈央子は残業を手伝うと言ってくれる早紀に喜んだ。
早希も「私も助かります。」と笑顔で職場に戻ってゆく。
すると背後から博美が声をかけてきた。
「あの子、昨日も求人情報の雑誌見て時給の高いバイト
 探してましたけど。
 な〜んか悪い男にでもハマったんじゃ?」
「そういうタイプじゃないと、私は・・」
奈央子がそう言いながら博美の方を振り返ると、
そこには博美の姿はもういなかった・・・。
いったいいつから博美はいたのかと驚く奈央子・・・。
消えるの早っ!!(^-^;

経営戦略部の男性社員らは合コンをしている。
しかし、女の子たちの興味は、黒沢にばかり集中していて
面白くない。
「今、流行ってるんだって、年下の男。」
「中野早希もさ、最近プータローの彼氏が出来たらしくって、
 貢いでるらしいぜ。
 あの子さ、昼食代も切り詰めて、そのプータローの男に
 給料全部渡しているらしい・・・。」
と噂をする・・・。

社内の通路で、電話をしている早希。
「面接どうだった?
 そう、今日もダメだった。
 大丈夫大丈夫。タカポン、もっと自信を持って!
 え?お腹空いた?
 残業終わったら、すぐに帰るから。じゃ〜ね。」
そんな会話を偶然聞いてしまう奈央子。
早希と目が合ってしまい、お互いにごまかし笑い。

残業をしながら、早希が奈央子に打ち明ける。
実は先月結婚をしたのだと言われ、驚く奈央子。
しかし、彼は現在失業中らしい・・・。
すごくいい人なので、今度会って欲しいと頼む早希。

その頃、沢木は奈央子の名刺を見つめるていた。
するとそこへ『後藤法律事務所』という所から電話が入る。
弁護士は、絵里子から夫婦関係の調整の依頼を受けたのだと言う。

奈央子は早希と旦那さんを家に招待した。
「おめでとう。」と声をかける奈央子に、二人は泣き出す。
「私たち、こんな風に祝福してもらうの、初めてなんです。」
話を聞くと、両家の両親から結婚を反対されていると言うのだった
旦那さんの以前いた会社が潰れてしまい、今は失業中だった為
早希は結婚した事を誰にも言えなかったらしい・・・。
「彼の仕事が見つかったら、
 ちゃんと会社の人たちにも報告します。」
そんな早紀を奈央子は微笑ましく思うのだった。

早希がから人の馴れ初めを聞く奈央子。
終電で寝過ごした早希を「大丈夫ですか?」と起こしたのが
彼だった。
次の週、今度は彼が寝過ごし、「大丈夫ですか?」と声をかけたの
が早希・・・。その次の週に早希がまた寝過ごしてしまい、
彼がまた声をかけたとか・・・。
3週連続でしかもお互いに偶然起こしあう・・・それで運命を感じ
たと・・・。

幸せそうな二人を見て、奈央子は心から祝福をする。
「巡り合えて良かったね。
 二人とも、本当に・・良かったね。」

翌日、沢木からのメールを心待ちにする奈央子・・・。
突然真名美は、早希に説教を始める・・・。
「早希ちゃん、目を覚ましなさい!
 山田さん達に聞いたよ。
 あんたロクでもない男に貢いでるんだってね。」
「早希みたいなマジメな子に限って、ありがちな話ですよね・・」
と加奈も言う・・・。
「早希ちゃん、俺からも一言いっとく。
 自分にマイナスな恋愛は、恋愛じゃない。」と立花まで口を出す
「じゃ、何なんですか?」黒沢が聞く。
愛のない、馴れ合い。」と立花。
「偉そうに・・・。」加奈が立花に言う。
「立花、それ以上言うと、また早希ちゃんキレちゃうぞ!」
「早希ちゃん俺たちには怖いけど、プータローにはハイハイって
 何でも従っちゃうらしいよ・・・。」
男性社員が次々と声を上げる・・・。
「みんなねぇ、事情もわかんないのに、
 そういうこと言わないの!」と奈央子が諌める。
「あれ、意外だなぁ。野田さんは中野さんの見方するんですか?」
「あのね、マイナスかどうかなんて、
 本人同士にしかわかんないでしょう?」と奈央子。
「私、何言われても大丈夫ですから。」と早希が答える。
「利用されて傷つくに決まってますよぉー」
と真奈美は奈央子に言う。
「本当に好きな相手なら、少しぐらい遠回りしても
 信じてついていくべきですよ。」と奈央子。
「それ、誰のこと言ってるんですか?」黒沢が尋ねる。
「はい?」
「何でもないっす・・・。」
早希が本当の事を報告をしないばかりに、とんでもない噂が社内に
流れてしまった・・・。悲しいよね、苦しいだろうね・・・。
早希を庇う為に、ポロっと奈央子がしゃべらないかと、ちょっと
ドキドキした(^-^; でも、やっぱり奈央子の口は堅かった。

奈央子は、沢木からのメールが届いている事に気付く。

先日は京都を案内すると言うより、 
 自分の行きたい所へ奈央子さんを
 連れ回してしまって、申し訳ありません。
 お詫びに、ささやかなお土産を買いました。
 近いうちにお渡しできればいいのですが
。』

早速返事を書く奈央子・・・。
京都ではお世話になりました。
 実は私も、お渡ししたいものが
。』

仕事帰り、いつもの立呑み屋で奈央子は博美聞く。
「ねぇ、加藤さぁ・・・
 この間奥さんがメチャクチャ羨ましいって言ってたよね。
 ねぇ、奥さんに悪いとか、罪悪感とかないの?」
「すっごくありますよ。いつもそれに付きまとわれています。」
「ねぇでもさぁ、妻がいるとすっごく燃えるっていう人も
 いるよね・・・。」
「それは、不倫をゲームみたいに楽しんでいる人でしょう?
 ゲームだったら適当に切り上げられるけど・・・。」
「そっか。一度始めたら簡単に引き返せないってことか。」
「終わりが来るのはわかってます。
 ちゃんとした男は、絶対家庭を捨てたりしませんから。」
「だよね・・・。」
「私、時々部長のクローンがいればいいのになって思うんです。」
「え?クローンでもいいから一緒にいたいってこと?」
「いいえ。クローンは家に帰して、私は本物をいただきます。」
「うわぁ〜。やっぱりそこまでしても、欲しいってことか。
 重たいねぇ・・・。」
「先輩、なぁ〜んで急にそんなこと聞くんですか?」
「いやぁ、いつものように人に相談されちゃったんだよね・・。」
「念のために言っておきますけど、
 先輩ほど不倫に向いていない人は、いませんからね!」
「なぁ〜に言ってんの、ヤダなぁ〜・・・・なんで?」
「一本木で、ブレーキの利かない人が不倫をしたら、
 確実に事故って、破滅ですよ。」
奥さんにクローンで、自分は本物ってスゴイ!!
それだけ本人を愛してるって事なんだろうけれど、もしそんなこと
が出来る世の中になったら、怖いね・・・。

自宅に戻った奈央子・・・
「はぁ〜・・まったく、その通りだ。
 絶対にこの先には進まない。」と一人呟く。
そこへ絵里子から突然電話が入る。
「今、佐原の実家に来てるんですけど・・・
 折り入ってお願いがあるんです。」
「なに?」
「奈央子さん最近、主人に会っています?」
「あぁ〜・・・ううん。」否定をする奈央子。
「主人の様子がまたおかしいんです。
 奈央子さん、時々主人に会って監視してもらえませんか?」
「監視って・・・。そんなに心配だったら、
 絵里子さんが帰ってくればいいじゃないですか。」
「いえ、奈央子さんにお願いしたいんです。」
「はぁ・・。あのねぇ〜絵里子さん、ごめんなさい。
 今、会社からの電話がかかってくる事になってるの・・・。」
「あ・・お忙しい時にすいませんでした。」
「ううん、じゃあね・・・・。」
嘘を言い、電話を切る奈央子。
「びっくりした・・・。びっくりした・・・。」
わざとカマかけてます・・・。
私は怪しいって思ってるのよ、とでも言いたげに・・・。
なんだかジワジワきますねぇ、絵里子って!
奈央子も変に嘘をつくからなぁ・・・。さらっと会った事があると
話してしまえばいいのに・・・。嘘をつくのはやましい事があるか
らだと言われちゃうじゃない!!

翌日の昼。
奈央子がエレベーターに乗ると、黒沢が後から乗り込み
上のボタンを押す。
「3階に届けに行かなくちゃいけなかったのに。」と奈央子は怒る
「もう止まりませんよ。」と黒沢。
「どうせ社食にランチでしょ?」
「そうですけど・・」
「あの・・・やっぱこういう機会だから、謝っておきます。」
(まさか、自爆プロポーズのこと蒸し返す気じゃ・・・)
「誕生日の夜はすいませんでした。
 あの・・結婚とかそういう言葉に動転しちゃって・・」
「ねね、もうそういう話はやめてね。
 もうね、思い出したくもないの・・・。」
エレベーターの扉が開き、女子社員たちが乗り込んでくる。
無言になる二人・・・。
社員食堂のあるフロアに着くが、エレベーターを降りない黒沢。
「何?社食にランチなんじゃいの?」
「急に食欲が・・・」
(本当に沢木さんと不倫旅行したのかな)
「あぁ〜京都、どうでした?」
「あ、京都?すっごく楽しかったよ。」
(こりゃ行ってるな やっぱ、魔性の女だ)
「よかったっすね。」
「う〜ん、あんまりにも楽しすぎて、
 あのままずっと京都にいたかったな・・・。」
「そうですか・・・。」突然、胸を押さえる黒沢。
「・・・どうしたの?」
「あ・・な、なんか・・急に胸が・・・」
(痛ッ・・・痛い)
「む、胸焼け?」
(なんで俺 こんなにショック受けてんだろ)
「ねぇ、何か悪いものでも食べたんじゃないの?大丈夫?
 ねぇ、医務室に行ってさぁ、横になった方が、」
「ちょっとほっといて下さいよ!」
そこでエレベーターの扉が開いた。
外には掃除のおばさん(もたいまさこ)が・・・
二人を見ると、ニヤついてエレベーターに乗るのを遠慮する。
そこでドアが閉まる・・・。
(逆ギレかよ・・・心配して損した)
「・・・俺、奈央子さんが、わからなくなりました。」
「えぇ?」
「一体何考えているんですか。」
「はぁ?」
「沢木さん家、離婚しそうなんですよ?」
「離婚!?」
「沢木さんから離婚届が送られてきたって、
 絵里子さん落ち込んでいました・・・。」
「そう・・・。」
「奈央子さん、とっくに知っているのかと思いましたよ。」
黒沢はエレベーターを降りて行く・・・。
黒沢は、なんだかんだ言っても奈央子の事が好きなんですね。
結婚にはまだ踏み切れないけれど・・・。

夜、奈央子は沢木とレストランで会っていた。
「あの・・どうしてそんなに大切なことを
 話して下さらなかったんですか?」
「まだ正式に、籍を抜いたわけではありません。
 真琴のことも考えなければなりませんし、
 絵里子ともう一度よく話し合って、何とか修復するつもりでした
 でも、絵里子がそれを放棄しました・・・。
 離婚届を送ってきたのは、彼女のほうなんです。」
「え?・・・すみません、ちょっと私・・混乱してきちゃって。」
「僕の方も、もう彼女と、やり直すのは無理だと思います。」
「どうしてですか?」
沢木は奈央子を見つめる・・・。
「沢木さん?」
「奈央子さん、これ、つまらない物ですが。」
沢木が奈央子へのお土産を、テーブルの上に乗せる。
奈央子も沢木へのお土産を、テーブルの上に乗せる。
「あぁ、私も沢木さんにお礼がしたくて買ったんですけど。」
「ええ、開けてもいいですか?」沢木が言う。
「はい、どうぞ・・・」
奈央子も沢木からのお土産を開ける。
中から出て来た物は、奈央子がお土産屋で見つめていた
グラスだった。驚く奈央子・・・。
「これ・・・。」
「気に入りませんか?」
「いえ、すごく気に入ったんですけど・・・これ・・・。あっ」
「奈央子さん?」
「ごめんなさい。私、今日ここで失礼します。」
奈央子は席を立つのだった・・・。

包みを開ける沢木。
中には、沢木が送った物と同じグラスが、やっぱり入っていた。
沢木は奈央子を追いかける・・・。
「奈央子さん。ワイングラス、ありがとう・・・。」
「こんなことってあるんですね。
 この間は、一緒に凶のおみくじひいちゃったし、
 なんだか、偶然って重なる時は重なるものなんですね。」
「偶然じゃないですよ・・・。偶然じゃない!」
「私、自分でルールを決めたんです。
 これ以上先に進まないって。だから、帰ります・・・。」
「送らせて下さい。」
沢木はタクシーを止める。
「ほんと、大丈夫ですから、」と奈央子は断る。
しかしその隙に、サラリーマンがそのタクシーの扉むのだった。
「部長!タクシーにどうぞ。私、捕まえました!」
そう叫ぶ男の顔を見ると、その男は、沢木と奈央子が出会うきっか
けとなった、酔っ払いの男だった!
「何ですか!?あなた達!!」男は二人に言う。
「いや、何でもないです。」と沢木。
「終電に乗り遅れないようにして下さい。」と奈央子。
「あ、あの・・ひょっとして!どこかでお会いしませんでした?」
男が二人を追いかける。二人は走り出し逃げる・・・。

男を振り切った二人。
「もうだめだ、あ〜おかしい!」奈央子は笑い出す。
「奈央子さん。さっきの質問に正直に答えます。
 なぜ絵里子ともうやり直せないのか。
 あなたを諦めよう。なんとかあなたを諦めようと、
 ずっと自分と戦ってきました。
 でももう無理だ。
 僕はこんなにあなたに惹かれている。」
奈央子を引き寄せ、沢木がキスをするのだった。

3度偶然が重なると、運命だと確信するという話を冒頭にしていた
奈央子・・・。
これで、沢木との出会いを運命と感じてしまうのですよね・・・。
あぁ、どんどん転落していくぅ〜〜〜(>_<)

その夜、沢木は奈央子の部屋に泊まり、朝を迎える。
沢木が結婚指輪を外し、テーブルに上に置く。
奈央子も目を覚ましすと沢木はこう話す・・・。
「僕はあの家を出ようと思うんだ。」
「ちょっと待って下さい・・・。」
「これからの人生、好きな人と暮らしたい。 
 君と出会って、またやり直せる。
 本当にそう思うことが出来たんだ・・・。」
「私も・・・沢木さんのことが・・・好きです。
 でもちょっと、冷静に考え直しませんか?
 世の中には、出来ることと出来ないことがあるって
 わかってますから・・・。」
「今の僕には、こんなことを言う資格はない。
 それはわかってる。
 でも、どうしても今、言っておきたいんだ。
 一緒に生きよう。
 二人で幸せになろう。
 その日がくるまで、僕を信じて待っていてほしい。」

その朝、通勤途中に早希が奈央子に声をかけてくる。
旦那さんのの就職先が決まったと報告する早希。
会社に着くと、奈央子はみんなを集める。
「みなさーん。中野さんからみなさんに、
 重大発表があるそうです!」
早希は嬉しそうに報告をする。
「えー、私事ではありますが、
 実は、私、1ヶ月前に結婚しました。
 プータローの主人にも職がみつかって、 
 今、世界中でいっちばん幸せです!」
みんなは驚きつつも、早希に拍手を送る。
「先輩、またギャルズに先越されましたね。」と博美。
「ま、100人目ぐらいになるかなざ〜。」と奈央子が笑う。
「奈央子先輩も、早く運命の人に出会えますように。」早希が言う
「はぁ〜・・・運命の人か・・・。」そう呟く奈央子。

一方、絵里子は弁護士から報告を受けていた。
「ご主人は結婚生活を続ける意思はないとおっしゃいました。
 離婚を望んでいる、ということです
 財産分与、慰謝料、お嬢様の親権、養育費については、
 全て、奥様の要求に従うと。」
驚く絵里子・・・。

阪口のおごりで、早希の結婚祝いに職場のみんなで出かけようとす
と、そこへ絵里子が現れた。阪口に、奈央子に相談があるのだと先
に断る絵里子・・・。
みんなは先に入っていると奈央子に声をかけ、出てゆく。

「主人が、離婚したいって言ってきたんです。
 今日弁護士さんを通じて。
 私もうどうしたらいいのか・・・。
 どうして、こんなことになったのかしら。
 奈央子さん、どう思います?」
絵里子は奈央子を見つめる・・・。
「絵里子さん、
 私じゃなくてどうしてご主人と話し合われないんですか? 
 沢木さんは絵里子さんが帰るのをずっと待っているんですよ。」
「信じられないわ。そんな人が離婚なんて言い出すかしら。」
「だって、離婚届を出したのは絵里子さんの方・・」
二人が見つめ合う・・・。
「よくご存知なんですね。主人から聞いたんですか?
 奈央子さんは、主人のことを何でもわかっているみたい。
 やっぱり、二人で会ってたんですね。」
「いえ、そんなには・・・。」
「京都も一緒だったんでしょう?」
何も言えない奈央子・・・。
「やっぱりね・・・。奈央子さんは、嘘をつけない人だから。」
「絵里子さん、本当にごめんなさ・・」
絵里子は席から立ち上がる。
謝っても許してあげませんよ
 私は奈央子さんみたいに、いい人じゃありませんから。
 それじゃあ、また。」
不気味なほどの笑顔で話す絵里子・・・。
怒鳴るのでもなく、わめき散らすのでもなく、
穏やかに・・笑顔でこういう話をされると、どんな恐ろしい事にな
るのやら・・・という雰囲気がものすごく漂っていた・・・。
絵里子はいったい何をするつもり!?(; ̄□ ̄A

その夜奈央子は、黒沢とキスをした桜の木下に来ていた。
「アネゴ!」黒沢が現れる。
「2ヶ月前は桜が満開でスゲーきれいだったのに、
 なんか今・・毛虫が落ちてきそうですね。」
「やめてよ、気持ちわるい。」
「アネゴも変わっちゃいましたね・・・。」
「私は別に。」
「変わりましたよ。元気ないし・・・。」
「私は死ぬほど元気ですけど!」
「なら余計なことかもしんないけど、
 不倫って年齢宣言があるらしいっすよ!」
「はぁ?」
無駄なエネルギーを消耗するから。その歳で不倫は・・」
「子供に言われる筋合いはありません。」
「何ムキになってんすか。」
「ムキになんかなってない!」怒鳴る奈央子。
「・・・そっか。
 なんか、絵里子さんから話聞いた時は、
 信じられなかったっつうか、信じたくなかったけど・・・
 やっぱ俺がバカでした。
 俺がアネゴをわかってませんでした・・・。
 すみませんけど、俺、振り回されるのゴメンですから。」
「だよね。私のほうこそ、すみませんでした。
 意味不明のプロポーズなんかしちゃって・・・。」
「っつうか、沢木さんの家庭はどうなってもいいのかよ!?」
もういい人はやめたの!最低の女って思われてもいいの。」
「今更、キャラ変えるの無理ありますよ。」
「今まで無理してたの!
 私33になって初めて・・・初めて心から欲しいもの見つけたの。
 他の人不幸にしたっていい、自分は幸せになる。
 そう決めたんだから・・・。」
「うわぁ・・最低っすね。」
「じゃ。」奈央子は去ってゆく。
そんな奈央子の後姿を、黒沢は悲しそうに見つめていた・・・。

沢木が家に戻ると、絵里子が夕飯を用意し待っていた。
部屋の明かりは消して、ロウソクの灯だけが灯っていた。
「おかえりなさい。」
「絵里子。」
「これ・・・本気にした?
 ごめんなさいね。あなたのほんとの気持ちを
 確かめたかっただけなの・・・。
 あなたを試したの。
 残念な結果だったけど、離婚はしません。絶対に。
冷たい表情に変わる絵里子。
そしてテーブルの上のロウソクので、離婚届に火をつける。
「火遊びは、もう終わりにしましょうね〜。」
そして、また絵里子は微笑むのだった・・・。
うわぁ〜〜怖っ!!(゚ロ゚ノ)ノ
こういう時の笑顔って、ほんと心臓に悪いね(>_<)

翌日、奈央子は会社に届いているFAXをチェックしていた。
あるFAXを見て、青ざめる奈央子・・・。
それを覗き込んだ真名美の顔色も変わる。
博美もが大声で奈央子を呼ぶ。みんなのメールにも大変な内容のも
のが届いていたのだった。
騒然となる職場・・・。

件名:東済商事の皆さまへ

 野田直子さんは私の夫を誘惑し、
 幸せな家庭をめちゃくちゃにしました。
 このような人の道に外れたことが許されるのでしょうか。
                               沢木絵里子

そこへ食品二部の友達も飛んで来る!メールは経営戦略部だけで
なく、他の部署にも届いていたのだった。
「心配かけてごめん。私、何とかするから・・・。
 ごめん!ほんとにみんな、心配かけて、ごめんなさい。」
奈央子はみんなに謝るのだった・・・。

スゴイ手段に出ましたね!!
でも、いったいどうやって社内のメルアドを調べたんでしょう!?
こんなメールを社内にばら撒かれたら、奈央子の立場はいったい・
・・。 (; ̄□ ̄A
絵里子の復讐は、恐ろしいですね。普段おとなしいくせに、こうな
ったらとことんやってしまうんですね・・・。
この暴走をどうやって止めるのか・・・。
残り2話でどう決着をつけるのか、見ものです。

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