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2005.06.09

「あいくるしい」第8回

aikuru0605

豪は竜一からボクシングを習う事になり、さっそく基礎体力をつけるよう練習メニューを渡される。

空を見上げる豪。
いい?男の子は、損とか得とか考えないで行動しなさい。
 カッコいいほうを選びなさい
。」
母の言葉を思い出す・・・。
「俺があんたの希望になってやるよ!」と竜一に叫んだ時は、カッコよかったよね(ο^ー')b
ちゃんと母の言葉を実践してるんですよね。

そこへほのかが現れ、豪にタオルを投げる。
「おまえ、いたんだ!」豪は嬉しそうに笑う。
ほのかは犬をほめるように、豪の頭をくしゅくしゅとなでる。
そして笑顔で、豪に四葉のクローバーを差し出すのだった。
なんだか二人も、いい関係になりつつありますね(^-^)

朝食を食べる時、トレーニングだと言って、豪は左手でご飯を食べる。やはりうまく食べられるはずもなく、こぼしながら食べる豪。
そんな姿を見て徹生は叱る。
しかし豪はそんな言葉は気にしない。今に世界チャンピオンになって豪邸に変えてやると豪語する。
豪は、反射神経を鍛えるために、好き勝手にいつでも投げてくれと
みんなにピンポン玉を渡す。
「なるほどな・・・」と徹生。
豪が席に着くと、みんなは一斉にピンポン玉を投げつける。
「バカ!今メシ食ってるんだろう!!」と怒る豪の頭に、生卵が飛んで来た。それを投げたのは、唄だった。(^-^A
いつかは全部避けられるようになるのかしら?(笑)

フレー!フレー!
 誰かが何かを始めると、応援したい気持ちになりませんか?

子供達は学校へのバスを待つ間、お互いの将来の夢を話す。
聖子は学校の先生に。耕作は、父親の跡を継いで床屋になろうかと話す。幌は、答えることが出来なかった・・・。
ポケットの中の緑とオレンジのビー玉を取り出し、太陽にかざしてじっと見つめる幌・・・。

世界中の人を応援しよう。
 フレー!フレー!上手くいくといいね。
 フレー!フレー!
 本当に本当に、みんな上手くいくと・・・
。』

幌は元気にバスに乗り込んだ。
「おはようございます。」とバスの運転手に明るく声をかける幌。

幌は愁に誘われ、同じクラスの不登校の生徒の為に
学校からの書類を届けにいく。
途中、章司に会い会う二人。
天野』という家を知っているかと尋ねる。
「きっと丘の上の家だ。
 ピンクのお洒落な家だ。
 小説家の住んでいる別荘らしいって噂・・・。」
章司は二人をその場所へ案内をする。

徹生は、定食屋の店員が、亡くなった妻の由美に
うりふたつなことが気になって仕方がない。
幼馴染の芳夫をタクシーに乗せ、確認をしにやって来る。

定食屋に入ると、早速席に着き話始める徹生。
「お前は、俺の幼馴染の友達だな。そうだな?」
「何急に真面目な顔して・・・。」
「いや・・俺が、おかしくなったかどうか
 チェックしてほしいんだよ。」
「ヘアチェック?」とからかう芳夫。
「それはお互い必要ないだろう。」だね(笑)
「へへへ、まぁね。」のん気に答える芳夫。
「由美が死んで、俺が、恋しさのあまり、
 おかしくなったのかどうか、確かめてもらいたいんだ。」
「意味がわかんねぇ、どういう事?」
そこへ「いらっしゃいませ。」と店員に声をかけられ、俺はいいからと断ろうと店員の顔を見て、驚き固まる芳夫・・・。
そんな芳夫を見て、確認する徹生。
「やっぱり似てるか?」
園子は二人が何を動揺しているのかわからない。
「あぁ・・俺、うどん。何うどんがいいかな・・。」
徹生が慌てて注文する。
「たぬきか・・・きつね。」芳夫は呟く。
ほんとなんだか二人とも、たぬきかキツネにでもばかされているような気持ちなんでしょうねぇ(^-^;

天野家に着いた3人。
愁は応対に出て来た若い男性に、先生に頼まれた書類を渡す。
部屋の奥を覗き込もうとする幌と章司。
しかし、クラスメートに会わせてもらうことは出来なかった。
「ねね、あの人ってお父さんかな?」幌が聞く。
「若すぎるだろ?多分・・秘書とか、そういう人じゃない?」
愁は答える。
「だけどよぉ、せっかく来たのに、会わせてもくれねぇなんて。
 感じ悪くねぇ?」と章司。
門を出るところで、幌は振り返る。
「でも、どんな子だろう・・・。」
すると、空から紙飛行機が降って来た。
幌が拾い上げて見ると、中には文字が書いてある。
宇宙で一番大きな瞳はなんだ?』と愁が読み上げる。
「なんだこれ?」と章司。
「なぞなぞ?」と幌。
3人は上を見上げた。
すると2階で窓が開いた部屋があった。
そこには、オレンジ色のカーテンが風に揺れているのだった。

「お姉ちゃん、この夕日のみかん色が一番好きなんだ。」
「僕もだよ。みかん色って、お母さんを思い出すんだ。」
幌は以前みちるとベランダで夕日を見ながら話していた事を思い出していた・・・。

みちるは、淳一のマンションに遊びに行っていた。
部屋を見渡すと、描きかけの絵や、難しい医学書の本が並べられている本棚があった。
その本棚を眺めていると、インターホンが鳴る。
みちるがドアを開けると、そこには見知らぬ女性が立っていた・・
みちるは戸惑いながら話し出す。
「あ・・あの、淳一さんはちょっと買い物に・・・。」
「あなた、誰?」その女性が言う。
「あの・・・」
「あなたは誰なの?」怪訝そうに尋ねる女性。

その日の夜、幌はなぞなぞの答えを考え込んでいた。
仏壇の前では、徹生が考え込んでいる。
みちるも昼間の事が気になり、アイロンをかけたまま考え込んでいた・・・。
そこへ明示がやってきた。
あまりに静で、みんな考え込んでいる事を驚くのだった。
幌は明示に気づき、
「おじいちゃん、宇宙!」となぞなぞのことを聞くのだった。

家の外では、奈々はピンポン玉に夜光塗料を塗り持って来ていた。
それをどんどん豪に投げつける。

幌は明示を見送りながら、なぞなぞの答えを考えておいてもらうよう頼むのだった。
ふと、奈々の投げる球を見ていた幌が「あーっ!」と大きな声を上げる。
奈々が投げた夜光塗料の塗られたピンポン玉が、飛んでゆくさまを見つめ、「わかった〜!!」と叫ぶ。
幌は自転車に飛び乗り、丘の上の家へと走り出すのだった。

自転車を壁にかけ、自転車から塀をよじ登り、1階の屋根に手をつき、幌は2階の窓に向かい、声を上げる。
「コケコッコー!コケコッコー!」
すると、カーテンを開けずに窓が開く。
「宇宙で一番大きな瞳はなーんだ?
 答えは、アンドロメダ。アンドロメダ大星雲
 ・・・あれ、違った?」
「ピンポン!」カーテン越しに少女は答える。
「うん。ピンポン玉でわかった。」
「え?」
「ううん。
 自己紹介するね。僕、6年1組、真柴幌。」
「幌?変な名前・・・。」
「幌馬車とかについてる幌。緑の布のやつ。」
「私は天野未来。クラスメートなのね?」
未来(大後寿々花)は尋ねる。
「そうだね。君が学校に来ればね。
 どうして来ないの?昔、いじめられたりとかしたの?」
何も答えず俯く少女・・・。
「もしそうなら僕、君を応援してあげるよ。」
「応援?」
僕、世界中の人を応援したいんだ。」
「ふ〜ん・・・。」
「それが僕の、お母さんからのバトンだから。」
幌は俯きながら、小さな声で呟く。
「ね、学校においでよ。」幌は再び声をかける。
すると、また部屋の窓から紙飛行機が飛ばされる。
それを取ろうとした幌はバランスを崩し、塀から落ちてしまう。
未来の部屋の窓は閉められた・・・。
幌は紙飛行機を拾い上げ広げてみる。そこにはまたなぞなぞが・・
どろぼう猫がくわえている動物はなあに?

家に戻った幌は、オレンジ色のビー玉を夜空にかざす。
優しい人になってね。傷つけられても、優しい人に・・・。」
幌は母の言葉を思い出していた。

あくる日も徹生は定食屋に来ていた。
園子は徹生の視線を気味悪がり、警察に通報すると怒る。
「俺、別に、変質者じゃないから。」
「変質者はみんなそう言うんじゃない?」
「ただ・・・」
「塩まくわよ!」
徹生は諦め、店を出る。
「変質者か・・・。」
そう呟き、車にぶら下がるお守りを見つめる。
由美の「ただいま」と言う声と、笑顔を思い出す徹生。

芳夫と妻の京子は大伴巡査に見合いを勧める。
その足で、芳夫と大伴は真柴家へ向かう。
徹生に報告していると、みちるがお茶を出しながら、幸せになって欲しいと大伴に伝えるのだった。
「スッキリとみちるちゃん、諦めてな。」芳夫が言う。
「やだ。大伴さん別に私のことなんて
 何とも思ってなかったですよね?」
「ま、高嶺の花ですから・・・。」
「そうそう。みちるにはな、まだ紹介されてもらってないが、
 医者という立派な彼氏がいるわけでさぁ。」
「わかってます。」と大伴は言う。
「彼とは、ダメになりそう・・・。」
ふいに打ち明けられたみちるの言葉に、みんなは驚く。
「どういうことだよ、姉ちゃん!」
側で腹筋していた、豪が声を上げる。
「なんか、恋人がいたみたいなんだ。」
「二股ってことか?」徹生が聞く。
「興奮しないで聞いて。
 私、そんなにショックじゃないの。
 ほんと、自分でも不思議。
 よく考えたらね、そうだ、お母さんのこととか大学のこととか、
 いろいろあって、心が弱ってたっていうか・・・。
 そういう時だったから、誰かに相談っていうか、
 支えられたいっていうか・・・
 そういう気持ちが強かったんだと思う。
 だから、本当の恋愛感情とは、ちょっと違ってたんだな、
 きっと・・・。
 だから、元気になったら、なんか・・あれれって、いうか。
 ほんと、大丈夫だから。」
みちるは、心配そうな顔のみんなに笑顔を見せながらそう話す。
豪はどこかへと出かけて行くのだった・・・。

aikuru0605

「どろぼう猫がくわえている動物はなあに?」
幌・耕作・聖子・章司・愁・奈々は土手で横並びで座り
なぞなぞの答えを考える。
「魚じゃねぇのか?」と竜司。
「そのままじゃん。」と耕作。
「なんだと!」
「すんません・・」
「幌、その子に、最後のオレンジの玉を?」愁が聞く。
「そうなの?」と聖子。
「ちょっと待って、顔見てないんでしょ?」と耕作。
「じゃ・・。」急に聖子は立ち上がる。
「あれ、もう帰るの?」耕作が聞く。
「うん、ちょっと・・。バイバイ!」
どろぼう猫って、例えなんじゃないかな?愛人の」愁が言う。
「愛人?」と幌。
「奥さんが使う言葉でしょう?
 うちのダンナに、この泥棒猫が!って。」
「じゃ、答えは愛人がくわえているものか。」と奈々。
「じゃ。」愁が立ち上がり帰っていく。
「愁も帰るのか・・・。」と耕作。
愛人がくわえている動物・・・。」幌がつぶやく。

聖子が家に帰ると、両親と弟がテーブルについていた。
聖子は、千秋に私達は離婚することになったのだと告げられる。
「裕太はママと一緒に暮らしたいって言ってる。
 聖子も、ママと一緒に、東京に行くでしょう?
 ママと裕太と一緒に、東京で暮らそう?」
「僕、お姉ちゃんと一緒がいい。」と裕太は言う。
「パパ・・・。」聖子は父の顔を見つめる。
「おまえに、任せるよ。」
「私・・・。私は・・・。」
そんな決断したくないですよね。子供にとって親はどっちも必要なんですから・・・。かわいそうな聖子。(-_-)

「さて。私も帰るよ。じゃあな。ない頭で考えろ。」
奈々が帰っていく。
「ちきしょー。絶対わかんなねぇと思っていやがる。」と耕作。
「なぁ、うちのおじさんのとこ、離婚しちゃうんだけどよ、
 おじさんの浮気が原因で。」章司が言う。
「それで?」
「母ちゃんよく言ってたんだよ。そりゃ悪いのはおじさんだって。
 つまり、ダンナが悪い。」
「ああ!」幌が立ち上がる。
「なぁ?」章司が立ち上がる。
「なになになに?俺、わかんない!嫌だよ、一番バカは。」
耕作が焦って立ち上がる。
「ダンナが悪い、ダンナのせい!」と幌。
「そうそう!」
「あぁ〜やめて!俺が思いつくまで言わないで!」
「夫のせい!オットセイ!」章司と幌が声をそろえて言う。
耕作はがっくりと肩を落とす・・・。

幌が家に帰ると、みちるの姿が見えない。
明示に聞くと、洗濯物を取り込んでいるのだと言う。
幌はジーンズのお尻が破れてしまったところを見せ、
みちるに直してもらおうと2階へ上がろうとする。
「おい幌。あとに・・・しなさい。」
「え?」
「お姉ちゃんね、ちょっと今一人に・・・」
「お姉ちゃんどうかしたの?」
「うん。・・・失恋しちゃったみたいだな。」
「失恋?」
「ああ。みんなの前では無理して明るく振舞っていたから、
 今頃、泣いているかもしれないな。」
「失恋すると、泣くの?」
「いや、恋をするだけで泣く人もいる。」
「人を好きになってなくの?」
「好きすぎて泣くのさ。
 破れて、また、泣く・・・。」
「悲しいことばっかりだね。」
「あぁ・・まぁ、悲しいこともあるさ。」
「じゃあ、なんで恋なんて、するの?」
「人間、だからだよ。幌。
 人は誰でも、愛されることを望むんだよ
 それが一番幸せなことだとわかっているからね。
 でもね、その為には、相手が必要なんだ。
 愛は、偶然の出会い、運命の出会いや、いろんな出会いの中で
 育まれるんだよ。
 でも、もしかしたら、そういう相手に出会えないかもしれない。
 そうすると自分だけ、ただ愛していても、
 無駄だと思ってしまうかもしれない。
 だったら、恋すること愛することを、
 やめようって考えるかもしれないね。誰も愛さない・・・。
 幌、それは人間でなくなることなんだよ
 恐ろしい怪物になることなんだ
 だから人は、人間でありたいと思う以上、
 愛することをやめてはいけない。
 たとえ、誰からも愛されなくてもね・・・。」
幌は2階に上がり、ふすまをそっと開け、みちるが泣く姿を見つめる・・・。
悲しいけれど、愛することをやめられない。それをやめれば怪物になる・・・。明示の教えは、幌にわかりやすいように教えていましたね。

病院で、淳一は政希にみちるとのことを相談していた。
「どうしたらいいと思う?」
「お前、そうやって人に聞く癖、直せ。
 本当は美大に行きたかった。どうしたらいいと思う?
 そん時もおまえ、俺にそう聞いたよな?
 だけど結局諦めて、医者になった・・・。」
「今度も・・・諦めると?」
「さあな。結局はお前が決めるさ。」
「俺は・・・弱い人間だ。」
「逆だな。諦められる人間は強い。俺はそう思う。」
まったく弱腰な淳一だ・・・。父親の前でかっこつけてたけど、
いざとなるともうこれだ。これじゃあ、きっと諦めるほうを選んじゃうんだろうな・・・。(-_-;

そこへ豪がやってきた。
「あの・・ちょっと聞きたいんですけど・・・」
「受付は1階ですけど。」淳一が答える。
「矢口さんはどちら?」
政希が前に出て言う。
「あ、俺だけど・・・。」
するといきなり豪のパンチが飛び、政希が倒れる。
「立てよ!二股野郎っ!!」
すごいとっさの判断ですね。政希!
うまく淳一のドロをかぶってます。(; ̄□ ̄A

家で徹生が豪を叱りつけていた・・・。
「お前、猪か!見境なく噛み付く野良犬か!
 鍋に入るか保健所に行くしか未来がねぇな、お前には!」
「まぁ、徹っちゃん。豪も反省してるしさぁ、
 みちるちゃん思えばのことなんだから・・・。」芳夫はなだめる
「そのみちるがお前に頼んだのか?弟よ、猪突猛進してくれと?
 頼んじゃいねぇだろうー!
 それどころか、相手間違いやがって。まだ本人ならいざ知らず」
「悪かったよ・・・。」
「悪かったじゃすまねぇんだよー!
 もし訴えられてみろ。うちは弁護士なんか雇えないからな。
 示談金だって用意しないぞ。うちは貧乏なんだい!
 やめろ!ボクシングなんか。野良犬が牙研ぐようなもんだよ。」
「お兄ちゃん、泣いてる・・・。」唄は泣き始める。
「心優しい、いたいけな妹よ。
 心貧しい兄の為に、泣くことなんぞない!
 美しい真珠の涙を流してやるほどの価値はこいつにはない。」
と徹生は怒鳴る。
「俺が悪かったよ。何言われても仕方ねーよ。
 ただ一言言わせてもらえればな、
 親父は一体何なんだよ!おかしいじゃねえか!!
 いつもだったら、姉ちゃんに男が出来たなんて話あったら
 それだけでカッとなるはずなのによ。
 まして二股かけられてたんだぞ。
 冗談じゃねー、許せねーって、
 俺より先に見境なくなるキャラじゃねーのかよ!?」
「だから言ったじゃねーか!
 みちるはもういいって言ったじゃねーか!
 お前いたろ?そこに。
 いつまでもお前と、キャラかぶっていられねーんだよ!」
「怪しいじゃねーか。
 弱みでもあんのかよ? あの病院の医者に。」
「何言ってんだ、お前。
 由美のことでな、病院の先生にはいろいろ
 お世話になったんだよ。」
「学があるとか、先生とか、そんな人に、意地汚く、
 引け目感じちゃってんじゃねーのかよ!」
「なんだとコノヤロー!俺はな、弱気を助け強きを挫く、
 正義の味方だ!」
「だったら弱い姉ちゃん守って何が悪いんだよ!」
「開き直ったな、コノヤロ!!」
徹生は自分が、由美に似ている園子が気になっているから、妻がなくなったばかりなのにそんな事気にしているのが、やっぱり後ろめたいんですよね。ま、一種の浮気のようなもんですから・・・。

みちるはすぐさま政希を訪ねる。
「パンチ効いたよー。君の弟さんの。」
「最近、ボクシングをやり始めて・・・。」
「あ〜、そう。」苦笑いをする政希。
「ごめんなさい。」
「訴えてやる。」真顔で言う政希。
「え?」驚くみちる。
「うそうそ。冗談さ。
 誤解しないでやってくれ。
 あいつはあいつで悩んでたよ。
 好きなのは君のほうだ。」笑顔で話す政希。
「だったら・・・」
「向こうと別れてからコクれって?
 なかなかそうもいかないものさ。
 順番逆になっちまったけど、むこうとは別れるつもりだったと
 思うよ。」
大事だと思う・・・。その順番が、一番
 とにかく、弟のことは謝ります。ごめんなさい。
 治療費も、請求してくれれば払います。」
「包帯、巻いてくれないかな?」
「あとは自分でっやるって・・・」
「聞こえてたか。」政希は笑う。
みちるは頭を下げ、部屋を出て行く・・・。

未来の家に来た幌、耕作、竜司。
オレンジ色のカーテンの窓にに向かい、3人は叫ぶ。
「アゥ・アゥ!アゥ・アゥ!」
「アゥ・アゥってさぁ、オットセイじゃなくてあざらしかな?」
幌の言葉に
「あほくさ!俺帰るぜ」竜司は言う。
「俺もめんどくさいから、帰っちゃう。」と耕作も・・・。
竜司と耕作は帰ってしまう。
一人残された幌は、又、自転車を壁に立てかけて足を掛け、
塀に登る。
「アゥ・アゥ!」もう一度声をあげる幌。
「ピンポン!よく出来ました!」未来は声をかける。
「これで学校来てくれるよね?」窓を見つめ笑顔で話す幌。
「そんな約束した覚えないわ。」しかし答えはノーだった。
「じゃあ、どうしたらいい?」
「ここはお城。私はお姫様。」
「はぁ・・・。」
「助け出してくれるのは、連れ去ってくれるのは、
 白馬に乗った王子様だけ。」
「ふ〜ん・・・。」
「毎日ここで夕日を見たり、星空を眺めたりして思っているの。
 いつの日にか、王子様がって。」
「・・・そう。」
「ちょっと引いてない?」
「ううん。引いてない。」
未来は窓を閉めてしまう。
幌はオレンジのビー玉をポケットから取り出し、
オレンジのカーテンにかざしてみた。

愁は自分の部屋で紫のビー玉を机の上で転がしていた。
「愁・・・。」
悲しげな表情の夕子が声を掛け、部屋に入ってくる。
目にはいっぱい涙をためて・・・。
「ここも、見つかったの。
 わかっていたことだけど。」夕子は涙をこぼす。
「ママ、僕たちはもう、逃げることはやめにしたんでしょう?
 だったら、闘おうよ。ううん・・僕が闘う。
 あの怪物と・・・。」
愁は紫色のビー玉を、ぎゅっと握り締めるのだった。
愁もいよいよこれから大変な事が起きるようですね。
どうやって闘う気なんだろう・・・。

ついに聖子の母・千秋と弟の裕太が家を出る日がきた。
千秋が聖子に連絡先を書いた紙を握らせる。
裕太は「パパ、バイバイ。」と手を振る。
「パパのこと、お願いね。」
「お姉ちゃんも東京来ればいいのに。」
「うん。そのうち遊びにいく。」
「聖子。ごめんね。ママね、ごめんね。
 ママ、・・・ごめん。
 どうしてこうなっちゃったんだろうね・・・。」
母の言葉に、聖子は黙って首を横に振る。
そして、二人はタクシーに乗り込む。
「裕太!」走り出したタクシーを追いかける聖子。
「お姉ちゃん!」
タクシーを追いかけ走っていた聖子は、転んでしまった。
千秋はタクシーを止める。
後部座席で後ろを振り向き、聖子を見つめる千秋と裕太。
しばらく見つめたあと、千秋はタクシーを降りる事無く、
運転手に車を出すよう言うのだった・・・。
すごく切ないシーンでした。転んでも助けに来てくれない母・・・
何があってももう戻ってくれないんだと、聖子も実感したことでしょう・・・。

aikuru0605

真柴家では台所仕事をするみちるの後ろで、こそこそと豪と幌がみちるの様子を伺う。そんな二人に気づいたみちる。
「姉ちゃんに用があって・・・。」と豪。
「何?」と聞くみちる。
「すみませんでした。」豪が頭を下げる。
「僕も、お姉ちゃんに謝らなくちゃならないことが
 ありまして・・・。
 おじいちゃんに止められたんですけど、
 お姉ちゃんが2階で泣いている・・ところを、
 覗き見しちゃいました。すいませんでした。」
「豪!お姉ちゃん、暴力は嫌い。
 たとえどんな理由があっても、暴力振るう人は嫌いよ。
 今度したら追い出すわよ!」
「はい!」
「だけど豪。本当はちょっぴり嬉しくもあったの。
 見境なく私のためにカッとしてくれる弟・・・。」
「そう、言っていただけると。」頭をかきながら豪が笑う。
「幌!覗き見なんて趣味が悪いわね!」
「すいません。」
「女の子のそういうとこ覗くの、最低よ!デリカシーにかける。
 だけど幌、お姉ちゃんを心配してくれたんなら、許してあげる
 今回だけね。」
「ありがとうございます!」
頭をかきながら台所から出ようとする二人。
「ちょっと待って!」みちるは二人を引き止める。
「あんた達も、男の子よね?いずれ成人して大人の男性になる。」
「あぁそりゃ、まぁ・・。」と豪。
「順調にいけば・・。」と幌。
浮気とかしないでね
 あ、何言ってるんだろ、はは・・私。ごめん!
 そりゃ、男の人のサガかな。浮気は甲斐性とか言うもんね。」
「しねーよ!俺はしねー!」
「僕もしません!」
「いいよ、無理に言わなくても。」
「ちゃんと聞けよ。俺はしねーって言ってんだよ。
 一生しねー。誓ってもいいよ。」
「豪・・・。」
「僕も誓います。」
「幌・・・。」
「真柴みちるに誓って。」二人は胸に手を当ててみちるに誓う。
「もう、なんかジーンときちゃったから、玉ネギむいちゃおう!
 よし、今夜はカレーだ!」
「またかよ・・・。」豪が呟く。
「え?」
「がんばってください!」豪はごまかして台所を出る。
「ま、バレなきゃいいのかな・・。」と豪。
「お姉ちゃんー!」幌は告げ口をしようとする。
「冗談だよ、冗談!」慌てて幌の口を塞ぐ豪。
「ねぇ、お兄ちゃん。相談があるんだけどさ。」幌が豪に言った。
まったくもう、豪ったら(^-^; 
二股かけられ落ち込む姉の姿を見たら、こんなに悲しませる事になるんだと肝に銘じなさいっていうの!

しょうこりもなく徹生はまた食堂に行く。
徹生の姿を見た園子の表情が険しくなる・・・。
「気持ち悪いのはわかってる。
 俺だって、実際混乱してんだ・・・。」
「警察呼ぶわ。」
「あんたが、あまりにも似てるからだよ。」
「初恋の人とかそういうの?ますます薄気味悪いわ・・。」
園子は受話器をあげ、警察へとかける。
「もしもし、あの・・東山通りの、」
「俺の、俺の愛した・・」
「変な人がいるんです!」電話に向かって叫ぶ園子。
「お母さん?」唄の声がする。
「女房に・・・。」
「お母さん!」満面の笑みで唄が園子に飛びついた。
驚く園子・・・。
えぇ、それはズルイよ徹生!!子供を使うなんて(-_-;
唄ちゃんに誤解させるじゃない!!あそこまでソックリな顔を見たら、混乱しちゃうよね・・・。

愁は店に来ていた竜一に尋ねる。
「ママのことが好きですか?」
「はぁ?何言ってるんだお前、いきなり。」
「だったら、助けて下さい・・・。」
店の前に一台の黒塗りの車が止まる。
夕子は買い物から戻り、車を見て足が止まる・・・。
「守ってください・・・。ママを、怪物から。」
「怪物?アニメの見過ぎか。」
愁が真面目な顔で首を横に振る。

車から男(田中健)が降りてきた。
そして夕子に向かい、笑顔で声をかける。
「見つけたよ。夕子・・・。」
夕子はかなしばりにあったように、動けなくなる。
夕子と愁にとって、追いかけてくる男は『怪物』と表現してましたね。これって、明示が言っていた「愛することをやめてしまった人間」なのでしょうか・・・。
どんな男なのか、来週がとても待ち遠しいです。

aikuru0605

未来の家の外に、幌・豪・章司・耕作が集まっている。
オレンジ色の紙飛行機を窓めがけて飛ばす幌。
しかしうまく飛ばない・・・。
豪が代わりに投げると見事に紙飛行機は窓の中へと飛んでいった。
「さっ、準備、始めるぞ。」豪は声をかける。
耕作と章司も早速準備に取り掛かる。

未来は、外から飛び込んできたオレンジ色の紙飛行機を
拾い上げ、広げていた。

明日から学校に行こう 白馬の王子より

幌は王子の格好をし、白馬にまたがっている。
「よし、完璧じゃねーか!」豪は幌の肩を叩く。

「何で俺がこんなことしなきゃいけねーんだよ。」
馬の頭部で章司が呟く。
「何で俺が胴体なんだ・・」耕作も呟く・・・。

「あっ!」幌と豪が声を上げる。
「何だ?どうしたんだ?」と章司が聞く。
「何々?顔見せたの?顔?」と耕作も聞く。
しかし幌は何も答えない・・・
「おい、何とか言えよ。ブスか?美人か?
 おい、何とか言えよ!」
「きれいな子だよ。とっても・・・。」
「マジ!?俺も見てぇー!」耕作が動き、馬が崩れてしまう。
ひっくり返る3人・・・。
すると、笑い声が響く。
窓には未来が顔をだしていたのだった。

僕はこの時、なんだかとても不思議な気持ちがしたのです。』

「あなたが幌ね?」
「君が、未来・・・。」

ふんわり優しくて、なんだか、みかんを食べたあとの
 甘酸っぱい気持ちです。
 あとでおじいちゃんに聞いたら、こう言われました
。』

「これで、学校来てくれるね。」

しかし、未来は悲しそうな顔で首を横に振るのだった。

そこからが、わぁお!・・恋の始まりなんだと。』

未来は、車椅子に乗っていたのだった・・・。

未来が学校に行かない理由・・・。
それは足が不自由だったからなんですね。
病気なのかな?それとも事故?
それにしても、この子が幌の初恋の相手になってしまうとは!
聖子ちゃんがなんだかかわいそう・・・。
せっかく伝説の場所で、幌とキスしたのにね・・・。
まぁ、初恋は実らないと世間では言われているけど、
両親の離婚に失恋・・・。
今の彼女には、このダブルパンチはかなりキツイだろう・・・。

最後のオレンジの玉の戦士に、未来が加わるのだろうけれど、
そうなると、聖子はさらにいずらくなっちゃうね。(>_<)

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