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2006.04.02

女王の教室-エピソード 2 (1)-

     「~悪魔降臨~」

 
J20011この物語は
愛と理想にあふれた一人の女教師が
悪魔のような鬼教師に
       生まれ変わるまでの
              数年間の記録



2006年4月・・・。
J20021 自分の息子・翔が眠る墓前に、
     手を合わせているる真矢。
「僕、大きくなったら
 ママを幸せにしてあげるからね。」
翔の言った言葉を思い出し、
墓石を見つめている・・・。

墓参りの帰りに、すれ違う親子の姿を見つめる真矢。
しかし何か気配を感じ振り返ると、慌てて身を隠す人影が・・・。
隠れた人陰に気づいた真矢は、知らん振りしてまた歩き出す。

顔に大きな絆創膏を貼り、怪我した片足を引きずりながら
真矢を尾行するのは、半崎小学校を卒業した、
                真鍋由介(松川尚瑠輝)だった。
真矢が踏み切りを渡ると、遮断機が下りてしまう。
慌てる由介・・・。電車が通り過ぎると、踏み切りの向こう側に
真矢が立ち止まって待っている。それを見て、焦る由介!

J20041 「どうしたの?」
 「あぁ、あれ・・なんだ先生、
  もぅ偶然だなぁ!
         元気でした?」
由介は急いで真矢に近寄る。


「あなたも何かあったの?神田さんみたいに・・・。」
「えっ・・あいつも会いに来たんですか?先生に!」
「あなたや神田さんみたいなタイプは、中学に行けば、
 厳しい現実にぶつかるのは目に見えてるしね。」
「もぅ、何言ってるんですか。
 俺は全然そんなことないっすよ! 快調快調!!」
「そう・・・。」すると、由介に背を向け歩き出してゆく真矢。
「あっちょ・・ちょっとちょっと、すいません、先生。
 悩んでます!すっげぇー悩んでます!
 どうしたらいいか、教えて下さい!先生・・・。
 ちょっと・・・痛ってぇ~・・・」             

真矢を必死に追いかける由介は、怪我した足が痛み出す。

J20061 真矢に追いついた由介は、
 真矢に向かって話し出す。
「実は、俺のクラスに一年ダブってる
 やつがいるんですけど、
 そいつとクラスで浮いてる者同志
 気があって・・・、

 友達になって、漫才コンビを組んだんです。」
「でもうちの担任、最ッ低ーな奴で、
 俺達の成績が悪いの、バカにしたりとか・・
 あと、クラスで何かなくなったら俺達のせいにして、
 だからすっげー頭にきたから、職員室に忍び込んで
 机に悪戯してやろう!って決めたんです・・・。」
「まだそんなバカなことやってるの?」
「あぁ~す・・すいません。
 でも、いざとなったら俺はやっぱヤバイから止めようって
 言ったんだけど・・・
 あいつ、担任の机だけじゃなくて、
        部屋中メチャメチャにしだして・・・
 必死で止めようとしたけど、体デカイし、
 キレたらなんか、なんか怪物みたいになっちゃって・・・。」

金属バッドを振り回し、職員室で大暴れをするノブヤ。
止めようとした由介は、彼に殴られ顔を怪我し、
更に投げ飛ばされて、片足を痛めてしまうのだった。

「それで、担任激怒して、取調べみたいなこと始めちゃって。
 犯人見つけるまで絶対に許さない!
 知ってて黙ってる奴も同罪だって・・・。」
「それで・・?自首したの?」
「あぁ、俺はそうしようって言ったんですけど、
 友達は、絶対バレないから大丈夫だって。
 でもそいつ、一年ダブってるから、色々問題起こしてるし・・・
 もしそれがバレたら、施設とかに送られちゃうかも
 しれないんですよ。
          先生、俺どうしたらいいんですか・・・。」
「・・もう答えは出てるじゃない。」
「え・・・?」真矢の言葉に驚き立止まる由介。

「嘘をつくのも嫌だし、
 友達のことを告げ口するのも嫌なんでしょう?
 だったら、どちらもしなきゃいいじゃない。」
「えっ?どういうことですか・・・?」
由介は考え込むが、真矢はどんどん歩いて行ってしまう。
「・・・あぁちょっと、先生!」
由介が慌てて声をかけても、真矢は振り向きもせず、
          再教育センターの中に入っていってしまう。

「また昔の教え子ですか?
 人気者ですねぇ、阿久津先生は。」上田(石原良純)が声をかける
「書き直した作文を、持ってきました。」

J20071  J20081

真矢の作文を読んだ上田は、話し出す。
「ハッキリ言って、あなたの目指す指導法は、理想論です。
 こんなやり方じゃ、今の子供は付いてきやしませんよ。
 もうちょっと現実的っていうか、
 子供の立場に立って考えてもらわないと。
            もう一回書き直してもらいますね。」
「わかりました・・・。」
上田から作文を受け取る真矢。
「・・・阿久津先生。」
「なんでしょうか。」
「あなた、変わった人だ。 
 あなたのこと、色々調べさせてもらいました。
 若い頃のあなたは、今とは別人だったようですね。
 最初に赴任した学校じゃ、子供のご機嫌を取って
 散々甘やかした挙句、
 クラスの子に虐待されたと嘘をつかれて・・・。
 その事件がきっかけで学校を辞め、
 昔から付き合ってた人と結婚し。
 今度は自分の息子さんを立派に育てることを
 生きがいにしてたけど、
 そのお子さんも自分のせいで亡くしてしまった。
 旦那さんとも別れ、死ぬことも考えたけど、
 5年前自分を裏切った女の子の命を救って、
 もう一度教師に戻る決意をしたんですって?
 今度は、子供にも、保護者にも、厳しく望もうと決心して。
 でもこの前、それぐらいの覚悟じゃ中途半端だとか
 言ってましたね。
 で、新しい学校で受け持つことになったのは、
 それまで担任が二人も辞めた、
      かなり問題のあるクラスだったんですよね・・・。」
J20091 荷物を片付けながら、
  上田の話を聞いている真矢。
手に取った茶色いペンを、
          ふと見つめる・・・。
「一体、何があったんですか?」
「それもお調べになったら
          いかがですか?
             ・・・失礼します。」
荷物の片づけが済むと、さっさと部屋を出て行く真矢。

J20101 時は遡り、2002年11月
真矢はグレーのスーツに身を包み、
学校へと向う。
学校の側でふと足を止め、
       校舎を見つめる真矢。
平泉校長の言葉を思い出していた。

実は、6年のクラスの担任が、
    今年になって、もう二人も辞めてるんです・・・
。」
その言葉に不安を抱きつつも、気を引き締め、
                  再び歩き出すのだった。

グレーのジャージに着替え、教室に向う真矢。
このままだと、
 何か、とんでもない事が起きるような気がしてならんのです
。」
校長の言葉が、頭の中をよぎる・・・。

J20111  J20121

真矢は、教室の前で立止まり気を引き締め、ドアを勢い良く開ける
生徒達はキチンと席に着き、姿勢良く真矢を見つめている。
その光景に少し驚きながら、真矢は口を開く。
「えっと・・」
「起立!おはようございます!」
真矢の言葉を遮るように、日直の生徒が号令をかける。
「あ・・おはようございます。」
「着席。」
真矢が言い終わる前に、またもや生徒が号令をかける。
生徒達の様子に戸惑いを覚えながらも、真矢は話し出す。
「・・・えっと。
 今日から、このクラスの担任になる、阿久津真矢です。
 最初に言っておくけど、私は今までの先生とは違います。
 みんなが悪いことをしたら、厳しく叱るし、
 勉強をサボったら、補習だってやらせます。
 必要ならば、体罰だってするかもしれません。」
真矢の言葉に少しざわめく生徒達・・・。

「でも誤解しないで欲しいの!
 私が、厳しくするのは、あくまでも・・」
「僕たちの為ですよね!」笑顔で声を上げる男子生徒が一人。
それは、宮内英二(森田直幸)だった。
僕たちのことを、本当に大切に思ってくれるから、
 怒るんですよね、先生・・・。」満面の笑顔の英二。
「・・・そうよ。」
「よろしくお願いします。」
英二が起立し、真矢に頭を下げると、
    生徒全員が英二に倣って挨拶をするのだった。
真矢は、その光景に驚きつつも笑顔で挨拶する。
「こちらこそ、よろしくお願いします。
 ・・・では、出席を取ります。」
名前を呼ばれた生徒は、次々に大きな声で返事をする。
「里中翼君。」
「・・・はい。」一人、小さな声で返事をする生徒。
その光景を、英二はペンを回しながら笑みを浮かべ見ている。

教室に蝶が紛れ込んで来る。その蝶は、英二の机に止まる。
すると英二は持っていたペンを、蝶にめがけて振り下ろす!
しかし蝶は一瞬早く飛び去り、再び外へと飛んでゆくのだった。

 *ココログ不調につき、文章を分けました!
         この続きは ↓ をご覧下さい。 m(_ _)m

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