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2006.04.02

女王の教室-エピソード 2 (2)-

国語の授業で教科書を読む男子生徒。
漢字が読めずに途中でつっかえてしまう・・・。
真矢は、今まで読んだ内容から想像してみるように言う。
しかし、それでも答えられない生徒。
真矢は、教科書を読む時は、だらだら読むのではなく
意味を考えながら読むようにと、叱る。
英二は、叱られた生徒を睨むのだった・・・。

J20171_1 次に教科書を読む女子生徒。
すると、突然その子のポケットで
携帯ゲームの音が鳴る
「授業の邪魔になるでしょ。
   そういう物を持って来ちゃ。」

真矢が生徒に向かって手の平を出す。
二度と持ってこないと謝る生徒。
真矢は反省文を書いて持ってくれば返すと言う。
すると、その生徒は開き直る。
「いいんですか?うちの親に言って。
 先生に無理やり取られたって・・・。」
しかし、真矢は負けない。
「好きにしなさい。
 ご両親にもちゃんと説明しますから。校則違反だってこと。」
「・・・」何も言い返せない生徒。
J20181先生の言う通りだよ。」
    突然声を上げる英二。
その声に、
 生徒たちが一斉に振り返る。
「禁止されてる物を、持って
   来るのが悪いんだからさ。
 反省文書いて、
        返してもらえば!」
英二の言葉に、しぶしぶ従う生徒。
J20191 真矢が英二を見ると、
   英二は笑顔で頭を下げる。
「じゃあ次は・・、
     里中君読んで。」
         真矢は指名する。

「あの・・すいません。
            どっからですか?」
ボソボソと答える翼・・・。
「何やってたの?ダメじゃない、ちゃんと聞いてないと。」
「すいません・・・。」
「反省して、次の人が読み終わるまで立っていなさい。」

J20211 席を立つ翼。
次の生徒が教科書を読み始める。
彼の持つ教科書は、
      落書きで一杯だった・・・。
翼の後ろの席の男子生徒が、
  コンパスを取り出し、翼を刺す。
うっ、と声を上げる翼。
真矢がどうしたのか尋ねるが、翼はなんでもないと答える。
クラスの雰囲気に、何か引っかかる真矢。


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放課後、翼はクラスメイトに連れられて体育館倉庫へ行く。
男子生徒達は、翼をはやし立て、彼のカバンをひっくり返し
ノートを破ったり、翼のズボンを下げたりしてからかう。
そこへ、英二がやって来くる。
「おい!何やってるんだよ、僕の親友に。」
翼をからかっていた生徒達は固まる・・・。
英二は、笑みを浮かべながら翼に声をかける。
「大丈夫?
 みんな酷いよなぁー。こんなことをして。
 でもさぁ、よく考えたら、みんな君の為を思って
 やっているのかもしれないよ
 ほら、君の場合、成績も良くないし、うちも貧乏だから。
 中学も公立に行くしかないんだろ?
 知ってるだろうけど、うちの学区の中学って、
 不良が多いって有名だよ。
 今からどんな酷いイジメにも耐えられるように、
 トレーニングしとかなきゃ。」
その言葉を聞くと、再び生徒達は翼をイジメ出す。
「お前は一生イジメられる運命なんだよ!」
「運命!運命!」はやし立てる生徒達。
少し離れた場所で、英二はその様子を楽しそうに眺めていた。

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英二はまた翼の肩に手をかけ、声をかける。
「大変だよねー。これから。
 ますます酷い時代になるみたいだし・・・。
 生きていてもいいことなんか、一つもないかも。
 何なら死んじゃえば。
 君みたいな人間はさ、生きていても何の価値もないし。
 死んでも誰も困らないんだから。
 ・・・じゃあね。」冷たく言い放つ英二。
翼は、その言葉にボロボロと涙を流す・・・。

立去る英二の後を追うように、他の生徒達も出てゆく。

君のためを思って、トレーニングですって!?
ムキー!! なんて言い草!! ヽ(`Д´)ノ
こういう事って、やっぱり普段親が子供に言ってるのよね・・・。
じゃなきゃこんな発言や発想は、小学生の口から出てこないよね。
成績が悪くて貧乏な子供は、生きていても何の価値もないなんて
あぁ~聞いていて腹が立つ!!
いったいどういう教育をしてるんだ、英二の親は!!
                   ゛(`ヘ´#) プンプン!!

英二が手下を引き連れて下校しようとすると、真矢が呼び止める。
掃除当番じゃなかったかと問いかけると、
J20281 英二は自分は断ったのだが、
翼が優しいから代わって
       くれたのだと答える。
本当なのかと翼に聞く真矢。
「・・・はい。」
     と小さな声で答える翼。
 
真矢は回りにいる生徒達にも本当かと尋ねる。
「はい。」と一斉に返事をする生徒達。
真矢は英二に注意をする。
「宮内君。たとえ、他の人が何て言うと、
 これからは、当番の時は自分できちんとやりなさい。」
真矢の言葉に素直にうなずく英二。
英二は笑顔でありがとうと言うと、翼からホウキを受取る。
真矢は生徒達に、勝手に当番を代わったりしないようにと
注意をする。「はい。」と答える生徒達。
しかし英二は、そんな様子を密かに笑って聞いている。

J20311 真矢は職員室に戻ると、
 教頭や他の教師に
 英二の留年の理由を尋ねる。

病気のせいだと答える教頭・・・。
2年前まで私立にいたのだが、
5年生の時に心臓の病気で1年入院
し、前の学校を辞めてこの小学校へ転入して来たと話補足する教師
それで他の子と比べて、体が大きいのかと納得する真矢。
「頭もいいし、顔もジャニーズ系だから、
 女子にも人気あるみたいですよ。」
「スポーツ万能だしね。」
口々に英二を褒める教師達。
「お父様は、都庁に勤めていらっしゃるキャリアでね、
 立派な方ですよー。兄弟・・どうでしたっけ?」と教頭。
一人っ子なんで、お母様、かなり可愛がっているみたいです。」
「自慢の一人息子ね。」
「そうですか・・・。」と資料を見つめる真矢。
「何でそんなに気にするんですか?先生。」と問いかける教頭。
「ええ、ちょっと・・・。」
「真面目でいい子じゃないですか。
 私たちにもきちんと挨拶するし。」と教頭は話す。
「年齢が上だからって他の子たちに威張っている様子もないし。」
「もうちょっと若かったら、付き合いたいとか
 思ってるんじゃないんですかぁ?」男性の教師が女性教師に言う
「ちょっとー、止めてくださいよぉ。」
と繰り広げられる教師達の冗談には耳を貸さず、英二の資料を
見つめる真矢・・・。

都庁に勤めるキャリアの父に、一人っ子で母親は溺愛かぁ・・・
この父親だなぁ!余計なことを子供に言うのは!!
で、母親が甘すぎて、子供が図に乗ってる感じ!?
それにしても、他の教師は誰一人として英二の事を疑ってないのね
徹底的にボロを出さないんだね英二って。
こんなにも大人を騙せるなんて、凄いことだわ。(ノ_-;)ハア…


J20321 J20341

ある日真矢が教室に行くと、翼の後ろの席の生徒が財布がないと
騒いでいた。
体育の授業から戻ったらカバンから無くなっていたと言う。
「お前じゃないのか?」翼に詰問する生徒。
「泥棒は名乗りでろよ!」
「ふざけんなよ。クラスに犯罪者がいるのかよ!!」
クラス中は大騒ぎ!!
「ちょっと。
 みんな酷いんじゃない?他の人のせいにするなんて。」と真矢。
「じゃぁ、先生何とかして下さい!」
口々に不満を言う生徒達・・・。
「静かに!とにかく席について。
 先生は、犯人探しをしても仕方がないと思う。」
真矢の言葉に生徒達は騒ぎだす・・・。
「ただ、もしこの中に盗んだ人がいるなら、
 盗られた人の気持ちを考えて、
 もう二度とこんなことをしないって約束をして。
 出来れば、先生のところに、自分がやりましたって
 打ち明けに来て欲しい。
 もちろん誰にも言わないし、先生から奥平君に財布は
 返してあげるから。」
そんなんじゃ納得いきません!と生徒達は騒ぐ。
「授業を始めます!・・・静かに!」
真矢は生徒の声を無視するように、授業を始めようとする。

J20351 「先生!」英二の一声で、
 一斉にクラスが静まり返る。
「なに?宮内君。」
「提案があるんですけど。
 このままじゃ収拾が
      つかないみたいだし、
 無記名投票で、みんなに犯人の名前を書かせたらどうですか?
 もし犯人を見た人がいても、告げ口するのが嫌で、
 言えないかもしれないし・・・。
 それにこのまま放っておいて、また同じことが起きたら
 どうするんですか?」
「でも・・」
「宮内君の言うとおりだと思います!」
「そうしてよ、先生!」
「私も賛成~!」賛成と口々に言いながら、手をあげる生徒達。
翼も、恐る恐る手を挙げる・・・。

痛いとこ突いてきますね、英二って・・・。
真矢は仕方なく無記名投票を行う。
結果は、一枚を除き全て生徒が翼の名前を書いていた。
真矢は黙って教室を見渡す・・・。

J20371  J20381

「先生、どうだったんですか?」
「犯人の名前、言ってください。」と生徒達は真矢に言う。
「不思議なことに・・・一人を除いて、みんな同じ名前が
 書いてありました。」
「誰ですか!?」
「ここでは言いません。後で本人に確かめます。」
「何だよ、それ!!」「そんなの職権乱用だよ!」
ざわめく教室・・・。
「静かにしなさい!」
「私、里中君って書いた!」「私も!」「俺も!」
「里中、ランドセル見せろよ!」「お前がやったんだろ!」
真矢が止めるのも聞かずに、生徒達は翼のランドセルを開ける。
「あったー!あったー!」と叫ぶ奥平。
「物的証拠発見!!」
「やっぱりお前かよ!」翼の手をとる奥平。
「先生、どうするんですか!?」
「本当にあなたがやったの?里中君。」
「僕・・・知りません。」うつむきながら答える翼。
「嘘つくなよ。」「お前んち貧乏だから取ったんだろ?」
「そういえば、欲しいゲームあるっとか言ってたぜ。」
またまたざわめく生徒達・・・。
「静かに!早く席につきなさい!早く席につきなさい!!」
なんとかその場を治める真矢。

「先生どうするんですか?」
英二の言葉に、また、生徒たちが一斉に英二の方を見る。
「え?」
「先生言ったじゃないですか。
   悪いことをしたらきつく叱るし、
      必要だったら体罰もするって
。」
生徒は一斉に真矢に注目する。
しばし考え込んだ真矢は、顔を上げ声をあげる。
「・・・それじゃあ、罰を与えます。」
英二はニヤリと笑い、翼を見つめる。
「屋上の掃除を、クラス全体でするように。」
「はぁ!?なんでそうなるの?」と騒ぎ出す生徒達。
英二は真矢の決定に呆れる。
「私には、クラス全員で、里中君を犯人に仕立てようと
 しているように見えてならないの。
 みんなが彼の名前を書くなんて・・・
        どう考えても不自然だと思わない?
 それに、お金は学校に持ってきちゃいけないってことに
 なっているはずよ。
 規則を破ったほうにも責任はあるわけだから、
 今回は、クラス全体の連帯責任として、
 みんなで罰を受けてもらいます。」
なんだよそれ!と口々に愚痴る生徒達・・・。
しかし英二は、静かにその様子を眺めている。
「いいじゃないか!
 言われたとおりにしようよ。
 先生の言うことも一理あるしさっ。」
英二の言葉に従う生徒達・・・。
その様子に、明らかに異変を感じる真矢・・・。

この財布盗難事件は、以前の和美達のクラスでも起こりましたよね
その時は、真矢は子供達の善意に訴え解決するのはムダだと
女教師の天童しおりに言っていました。
これは、今回の体験から来てるんですね・・・。
連帯責任にする方針は、変わってないようですが(^-^;
和美達の時は、誰も犯人の名前を書かなかったけれど、今回は逆に
一人を除いて全員が同じ名前を書くという異常な事態に・・・。
これは、流石にイジメだ!ってわかりますよね。
そして、英二の言葉に異様に反応する生徒達を見てたら、
クラスのドンは、英二だって事がバレバレですね!!

*ココログ不調につき、文章を分けました!
         この続きは ↓ をご覧下さい。 m(_ _)m
http://miu-miu.cocolog-nifty.com/miumiu/2006/04/__fa99.html#more




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